みなさん、こんにちは!Suzunoです。
現在、K-POPや韓国ドラマの流行に伴って韓国語学習者が急増しているという話もよく聞きますが、みなさんはなぜ韓国語学習を始めましたか?
楽しく韓国語学習をしている人がたくさんいる一方でこんな声も1度は聞いたことがあるはずです。
韓国語なんて勉強してなんの意味があるの?
韓国語よりも英語とか中国を勉強した方がいいのでは?
特に韓国語を始めたばかりの方はこのような心ない言葉をかけられると勉強のモチベーションが下がったり不安になることもありますよね。
しかし、語学を勉強すると自身の視野を広げ、人生を豊かに過ごすことにも繋がります。韓国語を使って仕事をする人も多く、みなさんの想像以上に韓国語は需要のある言語です。
今回は韓国語を生かして仕事をしている韓国語教師のSuzunoが韓国語が必要とされる理由や韓国語を使ってできる仕事についてご紹介します。
「韓国語の需要はない」と言われる理由
韓国語の需要がないと言われる理由としては英語教育が大切とされている世の中の仕組みが関係していると考えられています。
私たちは小学校から大学まで外国語として英語を学んできました。
英語はグローバル社会が進んでいる現代社会で必要な言語です。
世界共通語と言われる英語ができれば世界中の人と意思疎通をとることができます。
その一方で実際に韓国語を共通語として使っている国は大韓民国だけです。
そんな韓国語と英語と比べると韓国語は確かにコミュニケーションの幅が狭まってしまうかもしれません。
さらに、日本ではあまり韓国語を使って活躍している人を見る機会が少ないですよね。
このことから韓国語を需要のない言語だと感じている人も一定数いるのだと考えることができます。
韓国語の需要がある理由
韓国語の需要があることを証明する理由としては主に3つあります。
理由①:訪日外国人第3位が韓国人
日本政府観光局の統計によると2020年の訪日外国人数は1位の中国、2位の台湾に続いて3位が韓国となっています。
訪日外国人数の内訳の約7割が中国や韓国、台湾などの東アジアを占めており、その中でも韓国から訪れる観光客は3番目に多いことからも韓国語は日本の観光地や空港などで必要言語だということが分かりますよね。
実際に韓国人が多く訪れる観光客向けのホテルやレストランでは韓国語が分かるスタッフが在中しています。
理由②:韓国IT企業の日本進出
これは意外に思う方が多いかもしれませんが、韓国はIT輸出の世界重要拠点のひとつとして東京に韓国行政機関の拠点や日韓のコンテンツ産業を繋ぐ機関を置いています。
そのため韓国企業と日本の企業が関わる機会が増えているのです。
韓国が主要世界IT戦略拠点と位置付ける日本に住んでいれば日本の企業にいながらも韓国語を求められることがこれから先あるかもしれません。
実際にグローバル化が進み、多くの日系会社で韓国の方が活躍していますよね。
現在は韓国語を使う機会がなく悩んでいる方が将来、韓国語を使って仕事で活躍する社会になる可能性は大いにあります。
理由③:日本の貿易国第3位は韓国
実は韓国は日本の貿易国輸出入総額部門で第3位にランクインすることをご存知でしたか?
財務省の2019年の貿易統計を見てみると輸出入総額が1位の中国、2位のアメリカに続いて3位に韓国がランクインしていることが分かります。
さらに過去のデータを確認すると2001年から2019年まで韓国が日本の上位貿易国輸出入総額の第3位を占めているのです。
このことからも日本と韓国は貿易面で切っても切り離せない関係だということが伝わってきます。
そのためここ数10年間は韓国向けの営業や購買などを行う企業が増え、さらに貿易をする際に欠かせない貿易事務の仕事の需要が増えているのです。
それに伴い、韓国語を必要言語と考えている企業が増加しているのも現状です。
K-POPや韓国ドラマ、食文化など韓国文化の流行に合わせてこれから先さらなる需要が見込まれています。
韓国語が求められる仕事
韓国語の需要の高まりに合わせて韓国語を使う仕事も日々増えています。
以前は韓国語を使った仕事をしたい時は韓国に行くという考え方が主流でしたが、現在は韓国で働くだけではなく、日本にいながらも韓国語を使って働くことができる世の中になりつつあります。
今回は以下の3つの職業をご紹介します。
仕事①:貿易事務
貿易事務は主に輸入や輸出を行う貿易に関わる企業で働く事務職のことです。
事務職というと特別な資格もなく、専門性が内容な仕事のようなイメージを持つ方も多いですよね。
しかし貿易事務は他の事務よりも専門性が高く、専門知識と語学力を駆使して貿易実務を主体的に動かしていく重要な仕事です。
主な仕事内容は貿易書類の作成や確認、出荷や通関の手配、そして出荷入庫管理などさまざま!
会社のサポート役ではなく輸出や輸入現場の最前線を任されるため、自分の持つ力を最大限発揮させることができ、やりがいのある仕事です。
韓国企業との貿易も増えているので韓国語を必須条件にしている貿易会社も最近は多くなってきています。貿易事務を目指す方は専門用語や貿易の知識などの勉強も必要です。
仕事②:ホテル・旅館
外国の方と接する機会が多いのはまさに宿泊するためのホテルや旅館です。
旅行や仕事で疲れたお客さんの1日の疲れを癒す場所でスムーズな受付や対応は必須ですよね。
そのため多くの外国人と関わるホテルや旅館のスタッフには語学力が求められます。
特に韓国は日本の隣の国ということもあり、日頃から多くの旅行客が訪れますよね。
宿泊業にはフロント、ドアマン、コンシェルジュ、レストランサービスなどさまざまな職種があり、韓国語ができれば日本国内の外資系企業にも就職しやすいと言われています。
ホテル業界に興味のある方は接客に必要な定番フレーズはもちろん、お客さんの要望や悩み事にしっかりと応えるための韓国語レベルが必須です。
特に接客業のため丁寧な言葉遣いや国際的な感覚の違いを理解することも大切です。
仕事③:通訳
韓国語が分からない日本人と韓国人をつなげる仲介役として幅広い場所で求められているのが通訳の仕事です。
グローバル化が進み、ビジネスや社会生活で外国人と関わる機会が増え、通訳を必要とする状況も増えつつあります。
通訳といえばK-POPアイドルが日本で活動する際や日韓の政治会談の時に活躍するイメージがありますが、実は他にもさまざまな活動フィールドがあります。
代表的なものとしてはビジネス通訳、スポーツ通訳、芸能通訳、会議通訳、観光通訳などです。
通訳は韓国語能力が高ければ誰でもなれるイメージがありますが、実際は翻訳の知識やフィールドに合わせた専門知識、さらに日本語に関する知識も求められます。
そのため韓国語の通訳として活躍するためには一般的に大学の通訳専攻を卒業したり、養成学校にいくことが多いと言われています。
通訳は状況に合わせた臨機応変な韓国語会話スキルが必要なため、ネイティブに近い韓国語能力を備え、分野に合わせた知識を熟知していなければなりません。
大変な職業ですが、その分やりがいも大きく韓国語学習者憧れの仕事の1つでもあります。
AIの発達によって翻訳機が普及し、通訳の存在が消えるのではないかという話もありますが、ロボットには人間の心を理解し、その場にあった適切な表現で通訳することができません。
そのため通訳はこれから先も残り続ける仕事と言われているのも魅力的ですよね。
これから通訳を目指す方は相手の心を理解した通訳ができるように日頃から勉強をすることが大切です。
今回は3つ紹介しましたが、韓国語を活かせる仕事をもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
まとめ
今回は韓国語が社会で必要とされる理由や韓国語を使った仕事について紹介してきました。
現在、自分の身の回りに韓国語を使う機会がなかったとしても、いずれどこかで韓国語を使う日が来るかもしれません。
実際に日本でも韓国語の需要はたくさんありますので、周りの心ない言葉に惑わされず楽しく勉強を続けてくださいね。
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★担当ライター:Suzunoさん
★プロフィール:韓国語勉強歴6年目の日本語教師です◎ 独学でTOPIK6級、ハン検2級に合格しました。現在は韓国語独学者を応援するサイトを運営し、韓国語独学サポーターとして活動をしています♪韓国語の勉強法や勉強に役立つ情報をブログやインスタで日々発信中!