日本語で友達や家族など気の知れた間柄だけで使える言葉があるように、スペイン語にも砕けた表現があります。外国人が日本語で「ヤバい!」なんて言っていたら、ぐっと親近感が湧きませんか?
ここでは、現地の友達や恋人との距離が一気に縮まるようなスラングや若者言葉を紹介していきます。
友人に使える言葉
【イイ感じ/ヤな感じ】
Buena onda/Mala onda(ブエナ オンダ/マーラ オンダ)
Onda(オンダ)とは「波」のことで、直訳すると「良い/悪い波長」という意味です。
何か提案をしたときや初めて会った人の印象、その場の雰囲気などに対してコメントするときに軽いノリで使います。
【最近どう?】
Que onda?(ケ オンダ?)
友達にあいさつするときに使います。英語で言うと「What’s up?」のような感じです。
【調子はどう?】
Que dices?(ケ ディッセス?)
こちらも友達にあいさつするときに使います。訳すと「何か言うことある?」とちょっと強めな感じですが、気の知れた友達の間では普通に使われています。
【なんてこった!】
Que barbaridad(ケ バルバリダッ)
年齢問わず幅広い層に使われている言葉。人の話を聞いて驚いた時、ビックリしたときに使います。感情を込めて言ってみましょう。
【ちょっと待って】
Un ratito(ウン ラティート)
フォーマルな言い方では「Un momento(ウン モメント)」ということが多いですが、友達や家族の間では、「Un ratito(ウン ラティート)」が良く使われます。「Rato(ラト)」は「短い時間」のことですが、「Ratito(ラティート)」という言い方に変えることで「ほんの一瞬だけ」という気持ちが強く表れていますね。
【それぐらい何ともないよ】
De que(デ ケ)
お礼を言われ「どういたしまして」と返すときに、普通「De nada(デナーダ)」と言いますが、それよりもっとフランクな言葉です。直訳は「何が?」とこちらも強めな感じですが、気遣わない素朴な感じが、お互いの信頼いる感じがしますね!
【愛情たっぷりのハグ】
Abrazo de osito(アブラソ デ オシート)
「Abrazo(アブラソ)」は「ハグ」のことで、Osito(オシート)は「くまちゃん」のことです。テディベアのくまのように、ぎゅっときつく抱きしめるときに使います。実際に友達と久々に会った時やお別れの際に愛情をこめて「Abrazo de osito(アブラソ デ オシート)!」と言いながらハグします。
恋人に使える言葉
【~とデートする】
Salir con ~(サリール コン ~)
「Novio(ノビオ)」は「彼氏」、「Novia(ノビア)」は「彼女」という意味です。「Salir con mi novio(サリール コン ミ ノビオ)」で、「私の彼とデートする」という意味になります。
【君にイチコロだよ】
Me matas(メ マタス)
動詞「Matar(マタール)」は、「殺す」という意味ですが、相手の魅力に酔いしれてしょうがないとき、自分がどうにかなってしまった状態をこのように言い表すことができます。ラテンの国のパッションが感じられますね!
【死ぬほど愛しているよ】
Me muero por ti
Muero(ムエロ)は「死にます」という意味。歌などによく出てくる、情熱たっぷりの愛情表現の言葉です。こんなこと、人生で一度は言われてみたいですよね!
【あなたは運命の人だわ】
Eres mi alma gemera(エレス ミ アルマ ヘメラ)
「Alma(アルマ)」は「魂」、「Gemera(ヘメラ)」は「双子」という意味です。「双子の魂」で、「運命の人」という意味合いになります。
【君は僕のお姫様だ】
Eres mi princesa(エレス ミ プリンセサ)
それはそのままの意味で、男性が女性にかける言葉です。日本でこんなこと言ったら、なんだか言いすぎな感じがしますが、スペイン語では普通の表現なんですね。
まとめ
ここではスペイン語で友達同士、恋人同士の間でよく使われる言葉を紹介しました。聞いたことがあるものはありましたか?スラングや若者言葉を使うと現地に一気になじめ、「そんな言い方知ってるの?」と逆に感心されてしまうかも?!場面に合った言葉を選んで、ぜひ使ってみてください。
★担当ライター:ゆきさん
★プロフィール:ボリビアのラパスで日本語教師をしています。趣味はダンスで、現地の伝統音楽や踊りが大好きです。南米の魅力について伝えていけたらと思います。
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