仕事や留学などの目標のために中国語を本格的に勉強しようと考えているけど、
ノートをどうやって作るのがいいんだろう...?
もう既に中国語の学習を始めて学習は継続しているのに、いまいち語学力が伸び悩んでいる…
この様な悩みを抱えている人は意外に多いのではないでしょうか?
そこでみなさんに考えてみて欲しいのが、ノートの取り方です。
実はノートの取り方を工夫することでどんどん実力を伸ばせる学習スタイルを確立させることが可能になります。
そこでこの記事では、ただ勉強を頑張った、という自己満足で終わらず、実力を確実に伸ばしていくためのノートの作り方のポイントやあなたに合ったおすすめの勉強方法を伝授します。
中国語の勉強ノートを作るメリット
早速中国語の勉強ノートを作るメリットについて見ていきます。
知識を整理できる
勉強ノートを作ることによって、自分がその日に学習した内容全体を、視覚的な記憶として頭の中に残せるようになります。
どうしても参考書を読んでいるだけでは、インプットに偏ってしまい、一度で完全に理解するのは難しいです。
ですが、手を動かしながら書き出していくと、知識を整理し、理解した上で記憶することができます。
参考書を読んだり、単語帳を眺めているだけではなかなか知識がバラバラでつながらない人におすすめです。
記憶の定着率が上がる
手書きでノートを取ることは、パソコンやスマートフォンの発達した現代では、少し面倒な作業かもしれません。
ですがやはり手を使って覚えることで、記憶率が上がることは科学的にも証明されています。ただ書くだけでなく、例えば単語を発音して、その意味を声に出しながら書くとより忘れにくくなりますよ。
出題形式が変わっても対応できる
例えば参考書や単語帳でそのまま暗記していた場合、何周かしてくるとどうしても問題形式に慣れてしまってなんとなくの暗記になってきてしまうと思います。
そうなると実際の試験で問題の聞かれ方が変わると答えられない…という事態が起こってしまいます。
そうならないためにもノートを使って知識を体系的に整理することで、どんな出題形式にも対応できる土台を構築しましょう。
作るべき3つの中国語の勉強ノート
作るべき中国語の勉強ノートは、大きく分けて学習用、復習用、学習計画用の3つです。
単語ノート
単語帳で何回覚えようとしても覚えられない単語をまとめたり、これは重要だと感じた単語をまとめたり、オリジナルの単語帳を作るイメージでノートをまとめてみましょう。
中国語、ピンイン、日本語の意味をセットで書くこと、1単語につき1つの意味だけに絞ることがコツです。
また慣用句やよく使うフレーズを併せて覚えることで、表現の幅が広がりますし、文法や長文問題でも役立ちます。
間違いノート
学習が進むにつれて、問題演習の機会も増えてくると思います。
そんな時に、間違えてしまった問題と、その答えと解説をまとめた、「間違いノート」を作るのがおすすめです。
余裕があれば、問題を貼り付けたり、参考書の内容を付け足すことでさらに質の高いノートになります。
このノートを作る最大のメリットは、自分の苦手が詰まった、自分だけのオリジナルノートが作れることです。
ノートを見れば、自分が間違いやすい分野を把握し、どのような問題に気をつけらたらいいのかがすぐに分かります。
隙間時間や、テスト直前に見直して有効活用してください。
学習計画ノート
中国語の勉強は続けているけれど、気が向いた時にだけなんとなくダラダラと勉強してしまっていないでしょうか?
学習計画ノートは、学習を進めていく中で最初に作り、常に見直して欲しいノートです。
試験の日を大まかに決めた上で、その時に目標を達成するためには、半年、3ヶ月、1ヶ月おきにどのレベルに到達している必要があるのか、そして1週間、1日の勉強量を決めていきましょう。
目標とそのために必要な勉強量を明確にするだけでグッと学習意欲が湧いてくるはずです。
せっかく勉強するのであれば、このノートを有効活用しながら短期間で効率的に実力アップしていきましょう!
中国語勉強ノートを作る注意点
ここまで、中国語勉強ノートを作るメリットを紹介してきましたが、いくつか注意点があります。
ノートのサイズは持ち運びやすいサイズに
家での勉強用のノートであればサイズは大きくても問題ありませんが、移動時間で勉強したり、外で勉強したりするためにノートを持ち歩くのであれば、大きさに注意です。
なるべく薄くて軽いものがいいでしょう。メモ帳サイズのものに本当に重要な事項をまとめたり、ルーズリーフを活用してその日に必要な分だけを持ち運ぶのもおすすめです。
書くだけで満足しない
よくありがちなのが、ノートを取ること自体に満足してしまって、書き終わったらそれで終わり、としてしまうことです。
これでは、せっかく書いたノートを見返すこともなく学習に活用できていませんので、ただ時間の無駄になってしまいます。
ただ参考書の内容を丸写しするだけでなく、自分でどこが重要かを考えながら、必要な分だけを整理してまとめることを意識してみてください。
ノートにまとめる内容は必要最小限に
ノートを作るのは色々なメリットがありますが、どうしても勉強ノートで情報をまとめるには多くの時間が必要です。
そのため、全ての内容をまとめようとせずに、例えば苦手な文法の項目だけ、よく間違える問題に絞る、など労力は最小限に抑えられるように工夫していきましょう。
まとめ
これまで勉強ノートを作るメリット、注意点、ノートの種類について紹介してきました。
ただなんとなく書いて満足してしまうでは効果が見込めませんが、自分で必要な内容を絞りながら定期的に見直すことで学習での大きな助けになるはずです。
ノートを作ることによって、中国語力を最大限に向上させられるように、自分で色々工夫をしながらオリジナルノートを作っていってください。
★担当ライター:津田美玲さん
★中国語に関する資格:HSK5級
★プロフィール:中学高校の選択科目で中国語を選択、大学で専攻、将来は留学を考えています。中国語圏が好きで、上海、台湾、シンガポール、香港に旅行経験があります。
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