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フランス語の「こんにちは」を徹底解説!読み方やカタカナ表記、発音方法を詳しくご紹介!

フランス人は、挨拶をとても大切にしています。

例えば、エレベーターに乗り合わせた人と挨拶を交わす習慣もありますし、フランス人は、お店の店員さんへの挨拶も欠かしません。

だからこそ、「こんにちは」を正しく言えることは、フランス語において、とても大事なことなのです!
 
この記事では、フランス語の「こんにちは」のなかでも、特によく使われる言葉を一つピックアップし、読み方や発音方法など、正しく挨拶するために必要な情報を丁寧に解説します。

 

 

フランス語で「こんにちは」はなんて言うの?

【こんにちは】

Bonjour.(ボンジュール)

フランス語でよく使われる「こんにちは」は、「ボンジュール」です。
英語でいう「Hello(ハロー)」や「Good morning(グッド・モーニング)」にあたる言葉になります。
 
フランス語では、「おはよう」と「こんにちは」は区別せず、すべてこの「ボンジュール」を使うので、覚えるのは比較的簡単かもしれませんね。

 

「ボンジュール」を使用できる時間帯としては、日中、つまり朝起きてから日が沈む夕方までであれば、いつ使っても問題ありません。
 
また、家族、友人、仕事関係の人、目上・目下問わず、どんな相手にも失礼なく使える表現です。
そのため、「ボンジュール」一つを覚えておくだけでも、かなり役に立ちます。

 

「ボンジュール」は、様々な場面で使用します。

人と対面した時はもちろん、お店に入店する際に、お客さん側が店員に対して「ボンジュール」と挨拶する文化もあります。

日本では、何も言わずにお店に入ることも多いかと思いますが、フランスでは失礼にあたる行為のため、店員の気分を害してしまう恐れもあります。

フランスでお店に入る時は、ぜひ一言、「ボンジュール」と言うようにしましょう。
 
ちなみに、「Bonjour(ボンジュール)」は、フランス語の「bon(良い)」と「jour(日)」が組み合わさった言葉で、直訳すると「良い日」という意味になります。
なんだかフランスらしい、素敵な表現ですよね。

 

フランス語の「こんにちは」は、どう発音するの?

実は「ボンジュール」には、フランス語の特徴的な発音が盛り込まれています。

そのため、日本語の発音で「ボンジュール」と言っても、フランス語の正しい発音とは異なっており、場合によっては、フランス人に伝わらないこともあります。
 
この章では、よりネイティブの発音に近い「ボンジュール」を言えるようになるために、発音方法を詳しく解説していきます。

一つ一つの発音をきちんと理解できるように、単語を音ごとに分解して説明しますね

 

「Bon(ボン)」の発音方法

まず、前半部分の「Bon(ボン)」についてです。
「B」の発音は、日本語の「ボ」とほぼ同じです。
より勢いよく発音すると、フランス語の発音に近づきます。
 
続く「on(オン)」は、フランス語特有の発音(鼻母音)になります。
口を日本語の「お」の形にしたまま、口から鼻へ息を抜くようにしながら、鼻の奥の方で「オン」と言います。
鼻の奥が振動し、鼻にかかったような音が出れば正解!

 

「jour(ジュール)」の発音方法

次に「jour(ジュール)」の「jou(ジュー)」ですが、これは日本語の「じゅ」のように、はっきりとは発音しません。

「ジュ」と「シュ」の中間の音を目指すと、よりネイティブの発音に近くなるでしょう。

発音する際は、口をすぼめ、上顎に舌を近づけます。
上顎と舌の間に、狭いすき間を作るイメージです。

そのすき間に空気を勢いよく通しながら、「ジュー」と発音すると、「jou(ジュー)」の発音になります。
 
最後の「r(ル)」ですが、これは日本人が苦労するフランス語の発音としても有名です。
しかし、きちんとした発音方法を学べば、日本人もちゃんと「r(ル)」の発音をできるようになるので、安心してください。

 

「r(ル)」の発音方法

それでは、「r(ル)」の発音方法を説明します。
 
まず、日本語で「か」と言ってみましょう。

その時、舌の奥部分が喉の手前辺りに接触するのがわかると思います。

フランス語の「r(ル)」は、その部分で発音します。

舌と喉の接触部分をわずかに離し、狭いすき間を作ります。

舌先を下の歯の裏側につけた状態で、先ほど作ったすき間部分に勢いよく息を通しながら、同じ場所で「ふ」と言います。

ガラガラと振動した「ふ」の音が出るはずです。
それが、「r(ル)」の発音になります。
 
慣れるまでは難しいですが、正しい舌の位置と口の形、音を鳴らす場所を覚えてしまえば、この「r(ル)」も必ず発音できます。
 
最初は、一つ一つの音を分解して発音練習し、うまくできるようになったら繋げて発音する、といった段階を踏んだ練習を重ねると、正しい発音を身につけやすいです。

 

フランス語の「こんにちは」のカタカナ表記は正しい?

この記事内では、「Bonjour」の読み方を「ボンジュール」とカタカナ表記しています。

しかし、前章の発音解説に書いた通り、このカタカナ表記は、フランス人の「ボンジュール」の発音とは少し異なる部分もあります。
 
フランス語には日本語にない発音があり、それをカタカナに当てはめるのは、少々難しいところがあるのです。
 
日本では、すでに「ボンジュール」というカタカナ表記が一般的になっているため、カタカナ表記の必要が生じた時は「ボンジュール」と書いておくと、多くの人に通じやすいでしょう。
 
あえて、ネイティブの発音に近いカタカナ表記をするとしたら、個人的には、以下のような表記もあり得るかと思います。

 

Bonjour.(ボォ(ン)シューフ)

*「ン」は、ほとんど聞こえない音のため、カッコを付けています

 

カタカナ表記は「ボンジュール」を基本とし、実際の発音は、前章で解説したような発音を心掛けると良いかと思います。

 

フランス語で「こんにちは」を"女性に"言う時の表現は?

フランス語の「ボンジュール」は、男性・女性いずれに使う場合も、形や発音は変わりません。
 
ただし、女性に「ボンジュール」と言う場合は、後ろに「Madame(マダム)」を付けると、より丁寧な表現となります。
「マダム」は大人の女性を意味する言葉で、英語の「Ms.(ミズ)」に当たる言葉です。

 

【女性への丁寧な「こんにちは」】

Bonjour, Madame.(ボンジュール・マダム)

 

また、未婚女性や幼い女児を意味する「Mademoiselle(マドモワゼル)」という言葉をつけ、「Bonjour, Mademoiselle.(ボンジュール・マドモワセル)」という言い方もあります。

しかし最近は、「Mademoiselle(マドモワゼル)」は、女性を見下すような表現(「小娘」といったニュアンス)と受け取られることもあり、フランスでも、使用する人は減っているようです。
 
そのため、既婚・未婚問わず、基本的に「Madame(マダム)」を付けておくのが無難でしょう。
 
また、知り合いの場合には、「ボンジュール」の後ろに、その人の名前を付けてあげることで、丁寧かつ親しみの気持ちを表現することができます。
 
例)Bonjour, Michelle.(ボンジュール・ミッシェル)

 

フランス語で「こんにちは」を"男性に"言う時の表現は?

もちろん男性に「ボンジュール」と言う場合も、女性への場合と同様、形や発音は変わりません。
 
男性の場合は、後ろに「Monsieur(ムッシュー)」を付けると、より丁寧な表現となります。
「ムッシュー」は、大人の男性を意味する言葉で、英語の「Mr.(ミスター)」にあたる言葉です。

 

【男性への丁寧な「こんにちは」】

Bonjour, Monsieur.(ボンジュール・ムッシュー)

 

もちろん男性に対しても、知人の場合は名前を後ろに添えることで、丁寧さと親しみの気持ちを表現することが可能です。
 
例)Bonjour, Jean.(ボンジュール・ジャン)

 

まとめ

この記事に書かれていることを実践すれば、きっとあなたもフランス語の「Bonjour(ボンジュール)」の正しい読み方や発音方法をマスターできます。
 
ぜひ、実際に「Bonjour(ボンジュール)」と言いながら、練習してみてくださいね。
実際に使うことが、何よりも習得への近道になります。
 
Alors, Bonne journée!(それでは、良い一日を!)

 

★担当ライター:Tasso(たそ)さん
★プロフィール:幼少期の数年をフランスで過ごしたことをきっかけにフランス文化に興味を持つ。大学では1年間のフランス留学を経験。仕事を通して日本とフランスを繋ぐことが夢です。

 

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