道で誰かとぶつかってしまった時、道を開けてもらいたいとき、ちょっと忙しそうな人に話しかけるときなどには日本では「すみません」と言いますよね。
スペイン語にも「すみません」という表現がありますが、使う場面によって違う言葉だったりします。
「すみません」の一言が言えるだけで、だいぶ印象が変わると思いませんか?なかなかとっさに出てこない「すみません」ですが、ここでしっかり身につけて、海外滞在中もしっかり場をわきまえられるようになりましょう!
スペイン語で「ごめんなさい」
Lo siento(ロ シエント)
一般に「ごめんなさい」というときに使う言葉です。「感じる」という意味の動詞Sentir(センティール)が使われていて直訳は「それを感じます」になります。「Lo siento(ロ シエント)」は「残念に思います」という意味でも使われます。
Mill disculpas(ミル ディスクルパス)
直訳すると「千回の謝罪」となるので謝る本気度も高めと思われますが、実際には約束に遅刻してきたときなどによく使われるので感覚としては「ホントごめんね」と似ています。
Lo lamento(ロ ラメント)
「残念に思います」の意味でも使うことができます。仕事や公の場で謝るときなどフォーマルな場で使われることが多く、「申し訳ございません」に近いです。
スペイン語で「すみません」
Perdón(ぺルドン)
通りで人とぶつかってしまった時や、他人の邪魔をしてしまったと思った時とっさに出る、軽い謝罪の言葉です。相手が言ったことが聞き取れず、聞き返すときにも使います。
Disculpe(ディスクルペ)
こちらも、人に話しかけるとき言う「すみません」や、軽い謝罪の言葉として使えます。
Con permiso(コン ペルミッソ)
道を通してほしいとき、その場を去るときなどに使える「失礼します」のような言葉です。また、上司の部屋に入るときや他人の家に入るときに言う「お邪魔します」としても使えます。
Disculpe la molestia(ディスクルペ ラ モレスティア)
「お忙しいところ失礼します」や「ちょっと失礼します」など、相手のペースを崩してしまいそうだけど、どうしても話しかけなければならないときにかける言葉です。
スペイン語で「お許しください」
Perdóname(ぺルドナメ)
Perdonar(ペルドナール)は「許す」という意味の動詞なので、日本語で「ごめんね」というのと大体同じ意味になります。
Disculpame(ディスクルパメ)
Disculpar(ディスクルパール)も「許す」という意味の動詞になります。Perdóname(ぺルドナメ)とほぼ同じ意味になりますがこちらの方がやや丁寧な言い方です。友達や恋人と喧嘩してしまったら、「Disculpame」と言って謝りましょう。
Es mi culpa(エス ミ クルパ)
「わたしのせいです」と自分の非を認めたときに使います。
おわりに
ラテン系の人はおおらかな性格からか、「自分も他人もお互いさま」という感じで関係が成り立っています。なので、真剣に謝ったり謝られたりすることはあまりありません。
でも、海外滞在中に何か起きたら、トラブルが大きくなる前に「すみません」と誠意を見せておきたいですよね。「すみません」の一言が言えるだけで印象がだいぶ変わります。
あなたも「すみません」「ごめんなさい」「お許しください」を身につけて、快適な海外生活を楽しみましょう!
★担当ライター:ゆきさん
★プロフィール:ボリビアのラパスで日本語教師をしています。趣味はダンスで、現地の伝統音楽や踊りが大好きです。南米の魅力について伝えていけたらと思います。
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