こんにちは。
今回の記事は、例えば誰かと喧嘩をしたときやトラブルになったとき、または不審者に遭遇してしまったときに、すぐに一言発せられるようなドイツ語フレーズのご紹介です。使う機会に恵まれたくはないものの、覚えておいて損はないので最後まで目を通してみてくださいね。
ドイツ語で「うざい」
mühsam(ミューザム)
「mühsam」は、「面倒くさい」「うっとおしい」というニュアンスで使われている単語です。例えば自分の行動を監視してくる人がいたり、やること全てにいちいち口出ししてきたりするような人には、この一言を投げかけます。ちなみに、面倒くさくて面白くない単純作業にも使えるんですよ。
irritierend(イリティエレンド)
「頭にくる」「ムカつく」という意味で使われているのが「irritierend」になります。人に対してだけでなく、仕事や周りの環境にも使える言葉です。こちらも「mühsam」と同じように使えますし、英語の単語と同じなので覚えやすいですね。
例文
【あなた、本当にうざい】
Du bist so mühsam.(ドゥー ビスト ゾー ミューザム)
【この工事現場うざい(騒音や交通規制によって不便を被ったときなど)】
Diese Baustelle ist mir irritierend.(ディーゼ バオシュテレ イスト ミア イリティエレンド)
ドイツ語で「イライラする」
nervig(ネアフィヒ)
「神経に触る」という感じで、イライラが止まらないときに使います。日常のちょっとしたことでも、積もり積もるとトラブルの原因になってしまうことも。そんな小さなイライラには、この「nervig」が合っていると思います。怒りが爆発する前に解決したいものですね。
ärgerlich(エアガーリッヒ)
「怒っている」ことが確実に伝わる表現です。「nervig」のような、神経にチクチク刺さる感じではなく、かなりはっきりとした怒りの感情をもったときに、口から出てくる言葉になります。
例文
【ご近所さんにイライラしている】
Die Nachbar ist nervig.(ディ ナッハバーン イスト ネアフィヒ)
【騒音にイライラする】
Der Geräusch macht mir ärgerlich.(デア ゲロイシュ マハト ミア エアガーリッヒ)
ドイツ語で「近寄らないで」
Geh weg!(ゲー ヴェーク)
「あっちへ行って」という意味のドイツ語です。スリや酔っ払いに絡まれたときにも使えるように準備しておきたいフレーズになります。この言葉を大声で叫ぶと、誰かが助けてくれるかもしれません。また単純に、両親や恋人と喧嘩をしてしばらく一人になりたいときに、このフレーズを使うこともあります。
Raus!(ラオス)
「(部屋から)出て行って」というニュアンスになります。例えばエレベーターに不審者が乗ってきた、ホテルの部屋に他人が入ってきたなど、自分の部屋や空間に侵入されたときに発する言葉です。ほかにも間違って私有地に入ってしまったとか、立ち入り禁止区域に踏み込んでしまったときには、管理人からこの言葉が飛んでくるかもしれません。
例文
【私から離れて】
Geh weg von mir!(ゲー ヴェーク フォン ミア)
【ここから出て行って】
Raus von hier! (ラオス フォン ヒア)
まとめ
今回は、トラブルに遭ったときに使えるドイツ語の表現をいくつかご紹介しました。もし何か緊急のトラブルが発生したときは、とにかく大声を出して助けを求めましょう。きっと誰かが味方になってくれます。
ドラマや映画にもよく登場するフレーズなので、覚えやすいと思いますよ。
★担当ライター:Erdbeerenさん
★プロフィール:ドイツでの留学を経てスイスに引っ越しました。今は、ドイツとスイスの観光・語学・文化についてのリサーチと執筆活動をしています。
こちらもあわせてどうぞ!