外国の人と現地語で会話をすると、親近感が生まれ、さらに踏み込んだ会話ができるようになります。
また「自分の国のことを理解したいんだ」と考えてくれる人も少なくありません。それほど現地語を勉強して話すということは、メリットが大きいと言えます。
そこで、今回は普段の会話の中でもよく使うフレーズ「頑張れ」、「頑張って」はミャンマー語で何というか、シチュエーションに合わせた言い方も含めてご紹介します。
ミャンマー語で「頑張れ」はなんという
一般的に、ミャンマー語で「頑張れ」は
「ကြိုးစားပါ(チョーザーバー)」
と言います。
「チョーザー」は日本語で言う動詞「頑張る」という意味になります。ミャンマー語は、動詞に「バー」を付けると、命令文になります。
ただ、強い命令文というニュアンスではなく、「~してね」というような意味合いにになります。
発音の注意点
ミャンマー語を初めて話すときは、動詞を強調して発音した方が伝わりやすいので、今回の場合は「チョーザー」の方に少し強めの発音にした方が良いでしょう。
ミャンマー語は言葉によって鼻にかける音や、発音する前に鼻から息を出して発音する音などが存在しますが、「チョーザーバー」に関しては、日本語のカタカナに近い発音でも、割と聞き取りやすい音となっていますので、自信をもって話しかけても問題はないでしょう。
人との関係性によって使い分ける「頑張れ」
ミャンマー語は伝える相手との関係性によって語尾が変化します。
例えば、もう少し丁寧な言い方をする場合は、語尾に「ペーバー」を付けます。ですから、ミャンマー語では、
「チョーザーペーバー」
となります。
今回の「頑張れ」は、日本語で言うと「頑張って下さい。」というようなイメージです。また、ミャンマー語は、話す自分自身の性別によっても語尾を変化させて丁寧に言うことがあります。
男性が言う場合は、語尾に「カミャー」を付けます。ですから、「チョーザーバーカミャー」または「チョーザーペーバーカミャー」と言うこともできます。
また、女性が言う場合には語尾に「シーン」を付けます。ですから、女性の場合は「チョーザーバーシーン」または「チョーザーペーバーシーン」となります。
この「カミャー」と「シーン」はあくまでも話す側の性別によって変える言葉です。話す相手の人が男性でも女性でも、変化することはありません。
また、親しい友人などと会話するときには、「チョーザーメーノー」という言い方もできます。動詞を強調したい時には語尾に「ノー」を付けます。この場合も、発音は動詞の方を強調するようにして下さい。
ミャンマー語の独自性
初めてミャンマー語を話すときは、短い言葉でもなかなか相手に伝わらないということが多々あります。
さらに、ミャンマー語は文字もどの国にも派生していない独自の文字になりますので、文字を勉強していなければ読むこともできません。ただ、日本語とミャンマー語の語順は基本は同じなので、英語のように迷うことは少ないでしょう。
ミャンマーでは語尾が変化することが多々あります。以前、ミャンマーのサッカー番組などで応援している人達が、「頑張れ」を「チョーザーレー!」と言っていることがありました。普段の会話の中では語尾に「レー」を付けることはあまりないので、違う言葉なのかと思いましたが、意味は同じ「頑張れ」ということです。
語尾に惑わされないように注意して下さい。
まとめ
ミャンマー語の「頑張れ」という「チョーザーバー」を覚えておけば、ミャンマー人との距離も一歩近づくと言っても良いでしょう。
ミャンマー語は日本ではなかなか目にしない言語になりますので、使いたいフレーズをいくつか覚えていれば、ミャンマー人との会話が楽しくなることに間違いはありません。
喋る相手に合わせて言葉の形が微妙に変化するってところがタイ語と似ていますね!
★担当ライター:サンダーさん
★プロフィール:家族の仕事の関係でミャンマーに駐在。旅行が趣味で東南アジアのアクティビティも様々経験。現地語のミャンマー語を勉強しながらローカル色豊かな生活をエンジョイしています。
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