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ドイツ語を活かせる仕事13選、レベル別に徹底解説!

ドイツ語をせっかく勉強した経験があっても中々使う機会がない方や、せっかくなら自分の一つの武器として仕事に活かしたい方、もしくはドイツやドイツ語が大好きで何かしらドイツに携わりたいと思っている方。

そんな方々向けに、イツ語が活かせる仕事を、高校・大学時代にドイツに在住・現地校に通い、以後10年以上ドイツ語を活かしながら働く経験のある私の経験から、「初級」「中級」「上級」の3段階のドイツ語レベル別に13つ、ご紹介させていただきます。

どのような仕事があるのか、どの程度のドイツ語力が必要なのか、どのような人に合っている仕事か、気になる方は是非ご一読ください。

 

ドイツ語が活かせる仕事【初級者向け】

ドイツ料理店

ドイツ語検定レベル:5級以上 / 使用頻度 ★☆☆☆☆

ドイツ語圏のお客様との接客時に、ドイツ語を活かすことができます。

ドイツ料理店は、オーナーや店員がドイツ人であったり、ドイツ人のお客様が来店することも比較的多く、彼らとのコミュニケーション時にドイツ語を活かすことができます。

料理名も、ドイツ語が理解できると、その料理名の意味を日本語で適切に説明することが可能です。(例えば、肉料理の付け合わせとして有名な酢漬けキャベツ、ザワークラウト(Sauerkraut)は、Sauer =酸っぱい + Krautキャベツ)。

高度なドイツ語力は不要ですが、機会があればドイツ人と実際にコミュニケーションを取りたい人や、ドイツ料理・ドイツビールが好きな人にはぴったりな仕事です。

 

在宅ライター

ドイツ語検定レベル:4級以上 / 使用頻度 ★★★☆☆[作成者3] 

ドイツ語での情報収集力やドイツ語知識をライター業務の付加価値として活かすことができます。

副業サイトであるクラウドワークスやランサーズなどで募集される、ライターとしての記事執筆案件には、「ドイツ」をテーマとしているものも多くあります。

ドイツ語のウェブサイトの検索や、ドイツ語の単語の意味・発音を伝える際に、ドイツ語の知識を活かすことが出来ます。
ドイツ語でインプットさえできれば、アウトプットは不要なので、基礎的なドイツ語力と文法が理解できれば挑戦可能です。

文章を書くことが好きな人、ドイツが好きで調べ事が得意な人にはぴったりな仕事です。

 

【ホテル、旅館】

ドイツ語検定レベル: 4級以上 / 使用頻度 ★★☆☆☆

日本旅行に来たドイツ人と、彼らの母国語でおもてなしをすることができます。

外国での旅行では、多くの人にとって言語の問題は壁となり得ますが、ホテルや旅館で、彼らの母国語であるドイツ語で会話をすることができれば、最高のおもてなしとなります。

複雑な会話ができるのはもちろん素晴らしいですが、簡単な内容でもドイツ語で話すことができれば、宿泊客の安心感を醸成できると考えられます

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、ドイツに日本の良さを伝えたい人にはぴったりの仕事です。

 

空港スタッフ

ドイツ語検定レベル:3級以上 / 使用頻度 ★★★☆☆

様々な国の人が集まる日本の玄関口となる空港で、ドイツ語でのご案内ができます。

旅行やトランジット利用で、日本の空港には多くのドイツ語話者が来訪します。

空港では、質問や困りごとに対し、スピーディで的確な回答が求められますが、ある程度の定型パターンを使いこなすことができれば、多くのお客様の手助けをすることができます。

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、ドイツ語だけでなく英語も得意な人にはぴったりの仕事です。

 

ドイツ語が活かせる仕事【中級者向け】

【航空会社】

ドイツ語検定レベル:3級以上 / 使用頻度 ★★★★☆

特にドイツ人乗客の多いドイツの航空会社や、ドイツ路線の担当であればドイツ語での接客機会を多く持つことができます。

ドイツ人の同僚や、ドイツ人乗客の多い航空会社での勤務、もしくは路線の担当であれば、ドイツ語を使う機会は非常に多い仕事です。
ある程度、会話の定型パターンはあるものの、状況に応じて迅速な対応が求められます。
実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、ドイツ語だけでなく英語も得意な人、おもてなしが得意な人にはぴったりの仕事です。

 

ドイツ語教師

ドイツ語検定レベル:2級以上  / 使用頻度 ★★★★★

ドイツ語を学びたい日本人に、語学知識を生かしてレッスンを行うことができます。

カフェレッスン、オンラインレッスンなどではネイティブスピーカーではない教師の採用もあります。

日本人だからこそ、自分が実際に勉強したという経験を活かすことができ、文法や日本語訳のニュアンスを適切に伝えることができます。

学習者のレベルも様々なので、学習者のレベルによっては1年以上のドイツ語学習歴があれば挑戦する価値がある仕事です。

自身のドイツ語の知識に加え、ドイツ語を学んだ経験を活かしたい人、教えるのが好きな人にはぴったりの仕事です。

 

日本語教師

ドイツ語検定レベル:2級以上 / 使用頻度 ★★★★★

自分の母国語である日本語を、ドイツ語を使って教えることができます。

学習者がドイツ語話者となり、文法などの説明をドイツ語で行う必要があるため、ドイツ語教師よりは若干難易度は上がります。
ただ、教える内容は自分の母国語ですので、ドイツ人との1時間程度のコミュニケーションを問題なく楽しめるレベルがあれば、チャレンジ可能な仕事です。

なお、「タンデム」と呼ばれる、ドイツ語を学びたい日本人と、日本語を学びたいドイツ人が2人1組になって、コミュニケーションをとる言語学習法もドイツでは一般的です。日本語教師の予行演習や、教師経験の蓄積としてまずはタンデムを行うことも採用への近道かもしれません。

実際にドイツ人と深くコミュニケーションが取りたい人、教えるのが好きな人にはぴったりの仕事です。

 

ドイツ企業

ドイツ語検定レベル:2級以上  / 使用頻度 ★★★☆☆

ドイツ人の同僚、本社、顧客とのコミュニケーションにドイツ語を活かすことができます。

日本のドイツ企業では、業務に用いる言語も英語・日本語としている場合が多いものの、ドイツ語力やドイツに関する知識を有していることは優遇条件となることが大半です。

ドイツ人の同僚や顧客がいる可能性も多く、業務以外の日常会話でドイツ語が使えるとコミュニケーションの面で有利です。本社・取引先訪問などで業務でドイツを訪れる機会も比較的多くあります。

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、英語が得意で、ドイツのビジネス文化を知りたい人、ドイツ関連ビジネスに挑戦したい人にはぴったりの仕事です。

 

ドイツ語が活かせる仕事【上級者向け】

海外営業

ドイツ語検定レベル:2級以上 / 使用頻度 ★★★★★

ドイツ企業やレストラン、ショップなどの現地担当者とのドイツ語でのやり取りでドイツ語を活かすことができます。

英語でのビジネスのやり取りに不慣れな企業やレストラン、ショップは多くあります。

ドイツ語での会話や、メール・書類内容の正確なインプット・アウトプット力があれば、海外営業の業務も可能です。

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、ドイツのビジネス文化を知りたい人、ドイツ関連ビジネスに挑戦したい人にはぴったりな仕事です。

 

バイヤー

ドイツ語検定レベル:2級以上 / 使用頻度 ★★★★★

ドイツのブランドやショップからの買い付け業務でドイツ語を活かすことができます。

大きなブランドのバイヤーであれば、英語での会話や、ドイツ語文書の正確な読み書き能力が求められます。
ニッチな商材や地方・小さなショップのバイヤーの場合は、さらにドイツ語力が重要となります。

バイヤー業務は、信頼関係も重要となるため、ドイツ語を使いこなせるかは大きなポイントとなります。

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、ドイツのビジネス文化を知りたい人、ドイツ関連ビジネスに挑戦したい人にはぴったりな仕事です。

 

貿易事務

ドイツ語検定レベル:準1級以上  / 使用頻度 ★★★★★

ドイツ・日本間での貿易取引にあたり、ドイツの関係者との仲介・調整業務にドイツ語力を活かすことができます。

ドイツとの貿易取引における取引先とのやり取りや書類は英語・ドイツ語が基本となります。

電話や直接会ってのやり取りよりも、数字を含む、正確な読み書き能力がより重視されます。
専門用語も多いため、実務経験がない場合は、関連する用語や知識を学ぶと有利になり得ます。

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、英語が得意で、ドイツのビジネス文化を知りたい人、ドイツ関連ビジネスに挑戦したい人にはぴったりな仕事です。

 

通訳

ドイツ語検定レベル:2級以上  / 使用頻度 ★★★★★

日本語話者・ドイツ語話者のコミュニケーションの架け橋として、ドイツ語を活かすことができます。

ドイツ語、日本語の話す・聞く能力が求められます。

ビジネスにおける通訳の場合は、通訳案内士の資格や、ドイツ語検定1級、実務経験などがあると有利になります。

ただし、業界ごとに、専門用語知識が必要となる可能性もあるため、業界知識についてドイツ語・日本語での事前の情報収集も必要です。

観光案内などのレベルであれば、ドイツ語検定2級レベル程度のスキルがあればチャレンジ可能な仕事です。

実際にドイツ人とコミュニケーションが取りたい人、語学能力をフルに活かしたい人にはぴったりな仕事です。

 

翻訳

ドイツ語検定レベル:準1級以上  / 使用頻度 ★★★★★

書籍、書類やウェブサイト、ゲームなど、様々なジャンルでドイツ語を活かすことができます。

ビジネスに関する契約文書等の翻訳の場合は、ドイツ語能力に加え、実務経験が求められることもありますが、ウェブサイト翻訳等であれば、ドイツ語検定準1級レベル程度のスキルでも対応できる可能性があります。

なお、対外的に証明できる翻訳に関する資格としては、翻訳技能検定試験等があります。

通訳とは異なり、書き言葉を正確に訳す能力が必要となりますが、辞書を用いて確認しながら業務を進められるため、個人によっては翻訳業務の方が向いていることもあり得ます。

自分のペースで業務を進めたい人、語学能力をフルに活かしたい人にはぴったり な仕事です。

 

まとめ

ドイツ語は学ぶのが難しい言語だとよく言われますが、だからこそ、ドイツ語ができる日本人はとても貴重でもあります。せっかく少しでもドイツに興味があり、ドイツ語の学習経験があるのであれば、その経験や興味はご自身の強みになるはずです。
始めは簡単なことでもよいので、ドイツ関連の仕事やコミュニティに関わることで、そこからご自身のドイツ語力のさらなる向上や、その他の求人の紹介に繋がることが多くあります。難しそうだから、と敬遠せずに、是非、積極的に挑戦してみましょう!

 

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担当ライター:えりか
プロフィール:高校・大学時代にドイツに在住、現地校に通いました。これまでに、ドイツ語教師、日本メーカーのドイツ展開プロジェクトで通訳・翻訳経験などあり。現在は経営コンサルタントとして、日本語・ドイツ語・英語を使った業務に勤しんでいます。