ドイツ料理といえばソーセージにビール、いろいろな種類のパンが美味しくて有名ですよね。またドイツ語圏には移民が多いことから、ドイツ料理以外の美味しい食べ物が楽しめるのもとても魅力的です。
今回の記事の前半は、そんな美味しい食べ物に出会ったときに使える言葉をご紹介したいと思います。ドイツ語圏のレストランで食事をしていると、ウェイター・ウェイトレスがテーブルまで様子を見にきてくれて、「いかがですか? おいしいですか?」と声をかけてくれることがよくあります。そのときにぜひ「美味しいです」とコメントしてみてくださいね。
記事の後半では、「おいしい提案」に使える言葉も紹介していますので、ぜひご覧ください。
ドイツ語で、味が「美味しい」「うまい」
lecker(レッカー)
とてもシンプルに、「美味しい」と伝えられる単語です。日常会話では最も頻繁に使われるといってもいいでしょう。どんな料理にもどんなシーンにも合いますし、子供から大人まで使っている簡単な単語ですので、知っておくととても便利です。
fein(ファイン)
「繊細な」という意味の形容詞です。素材の味を活かした料理や奥行きのある味で美味しい、と感じたときに使ってみてください。フレンチや和食などのレストランでよく耳にします。ドイツの煮込み料理などは野菜や肉のだしが効いていて美味しいので、この「fein」で感想を言うことができますね。
Es schmeckt gut.(エス シュメクト グート)
こちらも「美味しい」を伝えられる一文ですが、「lecker」よりも心を込めることができます。シックなレストランや知人の手作り料理など、相手の目を見て「美味しく頂いています」と言いたいときにぜひ使ってみてください。
Ausgezeichnet!(アウスゲツァイヒネット)
「素晴らしい!」とコメントしたいときに使ってみましょう。料理人の腕が光るような、とっても特別な料理や、自分の味覚にマッチした料理を食べられたときにはこの単語がぴったりです。十二分に満足したという気持ちを相手に伝えることができます。発音が少し難しいのですが、最初の「ア」に強調のアクセントが置かれます。
自分にとって都合が良いときに使われる「おいしい」「うまい」
今度は、自分にとっていい話だなと思われるときに使える単語をご紹介します。
Gute Idee.(グーテ イデー)
誰かから計画を聞いたり提案をされたりした場合、「いいアイデアだね」とコメントするときがありますよね。この文章は、そのようなときに便利な言い方です。英語の「Good idea」と意味が同じで発音も似ているので、覚えやすいと思います。
vorteilhaft(フォアタイルハフト)
単純に「いいね」という意味ではなく、自分もしくは誰かに何かしらのメリットが発生するときに使ってみましょう。ビジネスでの会議や交渉をするときに使ってみるといいかもしれませんね。発音のときは、「フォ」にアクセントを置きましょう。
まとめ
今回は2つの異なる場面で使える「おいしい」「うまい」の言い方をご紹介しました。一つ目は味覚に関するもの、二つ目は計画や提案が気に入ったときに言えるものです。いろいろな「美味しい」や「うまい」がありますが、ドイツ語で会話するときにぜひ使ってみてください。
★担当ライター:Erdbeerenさん
★プロフィール:ドイツでの留学を経てスイスに引っ越しました。今は、ドイツとスイスの観光・語学・文化についてのリサーチと執筆活動をしています。
こちらもあわせてどうぞ!