どの国の言語でも、自分の「好き」な事、物を伝えることは大切ですよね。
今回は、フランス語で「好き」、「大好き」、「愛してる」を表現するフレーズをまとめてみました!
フランス語で「好き」
【好きです】
aimer(エメ)
フランス語で「好き」を表現する基本の動詞は「aimer(エメ)」です。
【◯◯が好きです】
J’aime ○○(ジェム 〇〇)
「好きです」という表現をしたい場合は一人称を現す「Je(ジュ)」に合わせて活用し、「J’aime(ジェム)」となります。そしてJ’aime(ジェム)の後ろに、「好き」の目的語を入れます
【これが好きです】
J’aime ça. (ジェム・サ)
一番良く使うのは「これが好きです」を現す表現ではないでしょうか。レストラン等で感想を聞かれた際にも使えます。
目的語が不可算名詞の場合…定冠詞(le又は la)+単数形で表現します。
【私はコーヒーが好きです。】
J’aime le café. (ジェム・ル・カフェ)
【私は音楽が好きです。】
可算名詞の場合…定冠詞(les)+複数形で表現します。
【にんじんが好きです。】
J’aime les carottes. (ジェム・レ・キャロット)
【猫が好きです。】
J’aime les chats (ジェム・レ・シャ)
「~することが好き」
○○の部分に、動詞の不定詞を入れます。
【歌うことが好きです】
J’aime chanter. (ジェム・ションテ)
【寝ることが好きです】
J’aime dormir. (ジェム・ドフ(ル)ミ)
「あなたが好き」
フランス語には「あなたが、あなたを」を現す言葉が2つあります。
【君が好きだ】
Je t’aime. (ジュ・テーム)
親しい相手には「te(トゥ)」を使います。「君が、君を」に近い言葉です。
【あなた(達)が好きだ】
Je vous aime. (ジュ・ヴ・ゼム)
相手が複数人、目上の人、まだ距離のある相手には「vous(ヴ)」を使います。
「te(トゥ)」も「vous(ヴ)」も難しい言葉で言うと「人称代名詞」というのですが、フランス語の場合、人称代名詞を目的語として使う場合、動詞の前に置かれます。
ただし、この2つの表現は恋愛感情のある「好き」を伝えたいときに使われるフレーズです。恋愛感情の無い「好き」を伝えたい場合は、それぞれの後ろに「beaucoup(ボクゥ)」または「bien(ビアン)」を付けます。
【君が好きだ(恋愛感情なし)】
・Je t’aime bien. (ジェム・ビアン)
・Je t’aime beaucoup.(ジェム・ボクゥ)
【君が好きだ(恋愛感情あり)
・Je vous aime bien. . (ジュ・ヴ・ゼム・ビアン)
・Je vous aime beaucoup. (ジュ・ヴ・ゼム・ボクゥ)
フランス語で「大好き」
【大好き】
adorer(アドレ)
「大好き」にあたるフランス語の動詞は「adorer(アドレ)」になります。この動詞には「aimer(エメ)」と違って恋愛感情のニュアンスは無いので、単純に「大好き」というときに使います。
【君が大好き】
Je t’adore. (ジュ・タドール)
親しい相手には「te(トゥ)」を使います。「君が、君を」に近い言葉です。
【あなた(達)が大好き】
Je vous adore. (ジュ・ヴ・ザドール)
相手が複数人、目上の人、まだ距離のある相手には「vous(ヴ)」を使います。
※恋愛感情のある「大好き」にあたる言葉は、フランス語にはありません!フランス語では基本的にどんな「好き」でも「aimer(エメ)」を使い、その場の雰囲気やニュアンスで意図をくみ取ります。
フランス語で「愛しています」
【君を愛しています】
Je t’aime. (ジュ・テーム)
親しい相手には「te(トゥ)」を使います。「君が、君を」に近い言葉です。
【あなた(達)を愛しています】
Je vous aime. (ジュ・ヴ・ゼム)
相手が複数人、目上の人、まだ距離のある相手には「vous(ヴ)」を使います。
【あなたをとても愛しています】
Je t’aime. (ジュ・テーム)
「bien(ビアン)」と「beaucoup(ボクゥ)」は本来であれば「とても」「非常に」など、程度を増す表現なのですが、フランス語では不思議なことに、「愛している」(恋愛の「好き」)を言いたい場合には「aimer(エメ)」の後ろには何も付けません!
「とても愛している」と言いたいときに「Je t’aime beaucoup(ジュ・テーム・ボクゥ)
」と言ってしまうと、「とっても好きだけど、恋愛相手としてはちょっと…」というニュアンスに受け取られてしまいます。
「とても愛しています」と伝えたいのであれば、「Jet’aime(ジュ・テーム)」をシンプルに言う、あるいは何度も繰り返すことも1つの方法です。
どうしても何か付け加えたい場合には、「Je t’aime(ジュ・テーム)」の後ろにこんな言葉をつけます。
【熱烈に】
passionnément(パッショネモン)
【気が狂いそうなほど】
à la folie(ア・ラ・フォリ)
他に「愛している」を強調する表現を2つご紹介します。
【心の底からあなたを愛しています】
Je t’aime de tout mon coeur. (ジュ・テム・ドゥ・トゥ・モン・クーフ(ル))
【あなたをいつも想っています】
Je pense toujours à toi. (ジュ・ポンス・トゥジューフ(ル)・ア・トワ)
まとめ
色々な表現を覚えていくと、「好き」の伝え方の幅も広がります。
ここでご紹介した表現は良く使うものなので、どんどん会話や勉強で取り入れてみてくださいね!
★担当ライター:Hashさん
★プロフィール:音楽の勉強のために現在フランスに留学中。音楽だけでなく、食事や美術など様々な文化の違いを楽しみながら勉強に励んでいます!
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