http://www.cookinglight.com/recipes/garlicky-kale-sausage-tomato-pasta
こんにちは!チャオ!イタリア在住のまこです。
ここではイタリアのパスタソースの種類と特徴をご紹介します。
“イタリアン”と聞くとなんだか小難しく考えてしまう方もいるかもしれませんが、どれも冷蔵庫の余った食材や、コンビニで売っている物だけで簡単に作れちゃいますよ♪
料理が苦手な方も必見です。
トマトとバジルのパスタ
https://bakerbynature.com/one-pan-tomato-basil-pasta/
“イタリア料理のシンボル”とも言われ、どのレシピ本でも必ず紹介されるのが「トマトとバジルのパスタ」です。イタリア国旗のような色合いが食欲をそそる一品で、茹でたパスタにトマトソースをあえて、仕上げにバジルの葉を添えたら出来上がりです!
味付けで使う塩とオリーブオイルのピリっとした辛みに、トマトの酸味がすーっと抜ける絶品メニュー。簡単だからこそ“家庭の味”が出る一品と言われています。
トマトとツナのパスタ
http://www.thepetitgourmet.com/tomatoes-and-tuna-pasta-sauce/
一人暮らしの学生やクタクタで帰ってきたママさんの“お助けレシピ”としても絶大な支持を誇る「簡単・美味しい」の定番が「トマトとツナのパスタ」です。
トマトソースとツナ缶を混ぜてソースを作り、パスタとあえるだけ!!
日本ではもしかしたらコンビニにあるものだけで作れるかもしれません。イタリア人はペンネやらせん状の“フジッリ”と呼ばれるパスタと合わせて食べることが多いです。
アラビアータ
https://www.flickr.com/photos/mfoetsch/7776637204
イタリア語で“怒っている”を意味する「アラビアータ」は、食べると怒った時のように顔が赤くなることに由来するピリ辛パスタです。
正直トマトベースのパスタに唐辛子を加えればすべて「アラビアータ」になってしまうのですが、定番は冒頭でご紹介した「トマトとバジルのパスタ」に唐辛子を加えるタイプ。バジルの代わりにイタリアンパセリをかけて頂く場合もあります。パスタはペンネを使うことが多いです。
ボロネーゼ
https://www.errenskitchen.com/quick-easy-spaghetti-bolognese/
日本の「ミートソース」のことをイタリアでは“ボローニャ風”を意味する「ボロネーゼ」と呼ぶことが多いです。その他「ラグー」と呼ぶこともあります。
日本のようにウスターソースやトマトケチャップを使って甘みを付けることがないため、トマト缶や白ワインの酸味が主役となる大人向けの一品。ひき肉に火を通して、トマトソースを加えて味を調えるだけなので、イタリア版のミートソースの方がお手軽かもしれません。
アマトリチャーナ
http://hungrylobbyist.com/recipe-bucatini-allamatriciana/
イタリアの街の名前「アマトリチャーナ」が由来のパスタで、正式には「トマト」「豚の頬肉の塩漬けベーコン」「羊乳のチーズ(ペコリーノチーズ)」が入っていることが条件です。ただ、日本で作る場合は炒めたベーコンにトマトソースを絡めてソースを作り、食べる前にチーズをたっぷりふりかければOKです!イタリアでも「豚の頬肉の塩漬け」が無い場合は適当なハム・ベーコンを使うこともあります。
決め手はチーズ。是非たーーーっぷりかけてお召し上がりください。
カルボナーラ
https://www.foodiecrush.com/spaghetti-carbonara/
「カルボナーラ」は日本でも人気のクリーム系パスタの代表です。材料は「アマトリチャーナ」にそっくりで「トマト」が「卵黄」に変わっただけ!!
「卵黄」「豚の頬肉の塩漬けベーコン」「羊乳のチーズ(ペコリーノチーズ)」をあえて作ったソースにパスタを絡めるのが基本のレシピですが、場合によってはこれに生クリームを加えて、さらにコクを出すこともあります。
イカスミのパスタ
https://aqueeninthekitchen.com/2017/08/29/squid-ink-spaghetti-with-seafood-ragu/
「イカスミのパスタ」は水の都ヴェネチアの名物。イカを買ってきてゼロから作ることも出来ますが、イタリア人でも普通はイカスミの瓶詰を買ってきてパスタに絡めて作ります。
そのためイカが入っていないイカスミのパスタも多いですし、イカの代わりにミニトマトやエビ・バジルなどが入っている場合もあります。
ペペロンチーノ(アーリオオーリオ)
「ペペロンチーノ」も「アラビアータ」と同じく唐辛子が主役のパスタです。ただしこちらはトマトが入っていません。唐辛子の輪切りにニンニクとオリーブオイルを入れてつくります。ニンニクをイタリア語で「アーリオ」オイルをイタリア語で「オーリオ」という為ペペロンチーノは「アーリオオーリオ」と呼ばれることもあります。
ボンゴレビアンコ
http://www.seriouseats.com/recipes/2016/02/spaghetti-pasta-alle-vongole-clams-recipe.html
あさりを白ワインで蒸してパスタに絡めたものが「ボンゴレビアンコ」で「ボンゴレ」があさりを「ビアンコ」が白ワインを意味します。
ボンゴレビアンコの時は“パスタはちょっと固めに茹でる”のがお約束!ソースが余った時はトマト缶を投入すれば次の日「ボンゴレロッソ」としても楽しめますよ♪
ロッソは「赤」を意味するイタリア語でトマトを表しています。
ジェノヴェーゼ
http://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail.php?rcd=04512
「ジェノヴェーゼ」は「ジェノヴァ風の」という意味のパスタソースの名前で、バジルがたっぷり入った日本でも人気のソースです。フレッシュバジルの葉を摘んできて、すり鉢を使ってゼロからソースを作る人もいますが、たいていのイタリア人はジェノヴェーゼパスタの缶詰や瓶詰をパスタとあえて作ります。
日本でもスーパーにレトルトや瓶詰タイプが置いてあると思うのでチェックしてみてください。
まとめ
パスタは日本のまぜご飯のように、アイディア次第で色々なバリエーションを楽しむことができます。
イタリア人のソウルフードである「パスタ」。
意外にも現地の人も市販のパスタソースや缶詰などの力を借りながら作る人が多いので、是非気楽に作ってみてくださいね。
チャオ!!
★担当ライター:まこさん
★プロフィール:結婚をきっかけにイタリアに移住。ミラノ郊外で主婦業をする傍ら、週末は独身時代からの夫婦共通の趣味であった旅行を楽しんでいます。
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