こんにちは、2021年2月からWebマーケターとして働くことが決まったひつじ。です。
YouTubeの登録者が伸びない、再生回数が伸びない!
僕もYouTubeをはじめた当初全く伸びずに絶望しました。ネットの世界にはこんなにもたくさんの人がいて、多くの人がYouTubeに時間を使っているにも関わらず、誰も見てくれない。まるで大海原で一人で叫んでいるかのような気持ち、わかります。
そんな絶望の中で、広告審査を通すために再生回数・登録者を購入して手取り早く収益化条件を達成しようとしていませんか?
結論から言うと、再生回数・登録者の購入はだめです、絶対。まさに「ハイリスク、0リターンです。」
この記事では、実際に登録者・再生回数とも購入した僕の友人のYouTubeアカウントを例にとって、なぜ再生回数や登録者の購入がだめなのか説明していきます。
- 人為的アクセスを増やした動画は削除、最悪の場合YouTubeチャンネルごと削除も。
- トラフィックソースに経路不明のトラフィックソースが発生し、的確な分析改善ができない。
- 再生回数の増加は一時的なもので、持続することはない。
- 怪しすぎるトラフィックが刻まれる。
- YouTubeのAIは日々賢くなっている。
- 人為的に再生回数を増やしたいのであればGoogle広告を使いましょう。
- まとめ
人為的アクセスを増やした動画は削除、最悪の場合YouTubeチャンネルごと削除も。
虚偽のエンゲージメントに関するポリシー - YouTube ヘルプ
再生回数を購入し意図的に増やすことをした場合、その動画の削除、最悪の場合、YouTubeチャンネルごと削除される可能性があることはYouTubeポリシーに明記されています。
チャンネルが削除されれば元も子もないですからね。
トラフィックソースに経路不明のトラフィックソースが発生し、的確な分析改善ができない。
トラフィックソースの「直接、または不明」というのは、以下の流入方法を取ったときにカウントされます。
- URL の直接入力
- ブックマーク、
- ログインしていないユーザー
- 不明なアプリからのトラフィックです。
ジャンルにもよると思いますが、YouTube上の動画の8~9割以上は、ホームにおすすめとして表示される「ブラウジング機能」または他の動画の「関連動画」からと言われています。
普通に運営しているチャンネルであれば、このようなデータになることはありえません。
プログラミングされた機械に人為的に再生回数が増やされると何がまずいかって、チャンネルを伸ばすための適切な施策ができなくなることです。
下記を見てください。人為的に再生回数を購入した動画は、視聴者維持率が30%前後となっています。(購入した直後は全ての動画が32%でしたが、数日後には自然なトラフィックの流入の影響で32%からは若干ずれています。)
視聴者維持率が悪い動画であれば、どのポイントでユーザーが離脱しているか突き止め、離脱しているポイントではどういう発言や映像が映されているのかがわかり、次回の動画では同じことはしないように気を付けることができます。
反対に視聴者維持率が良い動画であれば、その動画と同じジャンル、語り口、映像をユーザーは求めているとわかるので、次の動画でも同じジャンル、語り口、映像を作って、チャンネルを伸ばしていく施策をすることができます。
しかしプログラミングされた機械は人の心は持っておらず、決められた行動しかできないため、チャンネル改善に必要なデータは何1つ残していきません。
表面的には再生回数は増えますが、動画作りのスキルは全く進歩していないこととなります。
再生回数の増加は一時的なもので、持続することはない。
このデータを見てください。チャンネル登録者を購入した11/12あたりは以上なまでの再生回数の伸びを見せていますが、その後急激に落ち込み購入前の再生回数に戻ってしまっています。
僕の友人は動画の「動画の下に表示されている、視聴回数が少ない動画は誰も見ない!」という理由で表面的な再生回数を水増ししたようですが、その推測は全く当たっていないことになりますね。
当たり前ですが、
視聴回数の多い動画=より多く再生される
ではなく、
面白い動画=より多く再生される
なのです。
怪しすぎるトラフィックが刻まれる。
こちらのデータは動画が再生された国の名前を示しています。
アルジェリア、エジプト、インドネシアなど日本語で配信しているチャンネルがこれらの国々からこんなにも大量にそれも一瞬で見られることは普通に考えるとおかしいですよね。
YouTubeのAIも賢いので、これらのデータを見ればおかしいとすぐに気付きます。気づかれると、動画の削除や最悪アカウント削除となってしまうわけです。
僕は人為的に再生回数を購入したアナリティクスを今回初めて見ましたが、こんなにもあからさまにおかしいデータとはびっくりです。
YouTubeのAIは日々賢くなっている。
「チャンネル登録者・再生回数を購入したことあるけど、動画もアカウントを削除されていないよ」という人も確かにいるかもしれません。
しかしそれは運が良いだけと言えるでしょう。
AIは日々賢くなっていて、より人間の知能に近づき、2045年には人間を超えると言われています。
これまでYouTubeのAIにはおかしいと見つけられなかったデータも今後より賢くなるAIにはそれが可能になることも十分にありえます。
人間が見て、おかしいと思うことはYouTubeのAIにもおかしいと見えるようになるはずです。
人為的に再生回数を増やしたいのであればGoogle広告を使いましょう。
ジャンルやキーワードにもよりますが、Google広告を使用することで大体4円で1再生を得られると言われています。
YouTubeを無料で使っている方であれば誰でも1度は目にしたことがあると思いますが、動画の前に5秒間の宣伝が流れたり、関連動画の一番上に動画広告が出ていたりしますよね。
Google広告に自分の動画を出稿すると、それらの場所に自分の宣伝したい動画が流れ、気になった人がクリックすることで自分の動画やチャンネルに誘導することができます。
このGoogle広告はYouTubeの親会社であるGoogleが運営している広告システムなので、お金を支払い人為的に再生回数を伸ばしたとしても、動画やアカウントが削除されることはありません。
同じ1万円を使うなら、絶対この方法がおすすめです。
YouTubeの動画広告の出稿方法はこちらの記事の、
「YouTubeの動画広告をGoogle広告(旧Googleアドワーズ)から作成する」という段落で、常にわかりやすく解説されていますので、出稿を考えている方はご参考に。
ただ個人的な考えとしては、YouTube広告を出稿するのは少なくとも登録者1000人を超えたあたりからにした方が良いのではないかと思っています。
面白い動画が作れなければ広告でせっかく人を集めても定着することはないと思われます。面白い動画、求められている動画がどんなものなのかしっかり理解した上でお金を使わなければ、砂漠に撒く水のごとく、瞬く間にお金がなくなっていくでしょう。
まとめ
この記事ではYouTube始めたばかりの方が考えてしまいがちな「再生回数・登録者購入」がなぜだめなのかを紹介してきました。
一言でいうのであれば、購入してしまうと、チャンネルが削除されてしまう可能性があるからです。YouTuberがチャンネル削除されたら手足をもがれたバッタのようにただ死を待つのみとなりますからね。
仮にチャンネルが削除されないとしても、動画改善に必要な分析ができなくなったり、再生回数は維持されなかったりと、まさにハイリスク・0リターンです。
どうしてもお金で再生回数を買いたいのであればGoogleのサービスの1つである「Google広告」を使いましょう。
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