日本語では、電話をかけたり、受け取る時に「もしもし」と言いますよね。色々な説がありますが、「申す」から来ているとも言われています。
では、中国語で「もしもし」はどのように言うのか、また電話で使える単語やフレーズをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
中国語で「もしもし」などはなんと言うの?
【もしもし】
喂(wéi/ウェイ)
もしもしと言いたい時は、とても簡単です。中国語では、「喂」と言うだけなので、すぐに覚えられると思います。
これはかける時だけで、受け取る時は使いません。日本でも、家ではかかって来た電話には「もしもし」と言いますが、会社などで受け取る時は「もしもし」と言わないのと同じです。
【どちら様ですか?】
请问,您 贵姓?( Qǐngwèn nín guìxìng?/チンウェンニングイシェン?)
電話を受け取った時に、「どちらさまですか?」と言いたい時はこのフレーズを使います。中国語で「请问」は相手にものをたずねる時に使う表現で、「質問をしますが~ですか?」「質問してよろしいですか」で英語のExcuseに近いと思います。
您は敬語のようなもので、你(nǐ/ニー)よりも丁寧な敬称です。
電話に出る時はこちらを使いましょう。
【私は~と申します。】
我叫(wǒ jiào/ウォージャオ)
「私は~です」の言い方は、様々な表現がありますが、氏名をフルネームで言う際はこちらのフレーズを使います。
これは自己紹介にも使える便利な表現なので、ぜひ覚えておいてください。ちなみに中国語では、日本人の名前も中国語の発音になりますので、自分の名前の発音を知りたい場合は翻訳アプリで調べると、音声もついていて便利です。
中国語で「今お時間大丈夫ですか?」
【今お電話大丈夫ですか?】
您现在是不是方便?( nín xiàn zài shì bús hì fāng biàn/ニーシェン材シープーシーファンビェン?)
こちらも丁寧な言葉の您を使います。是不是は「~かどうか」という意味で、相手に可能かどうかをたずねるときに使います。方便は、日本語の意味と違って「便利な」という意味が一番にきます。つまり、「現在電話するのに都合が良いですか」とたずねているわけです。
【どのようなご用件でしょうか?】
您有什么事?(Nín yǒu shénmeshì?/ニンヨウシェンマシー?)
中国語で、「どのようなご用件でしょうか?」と尋ねたい時は、こちらのフレーズを使います。什么は中国語で「どのような・どのように」と言う意味があります。「どのようなことがありますか」から、「どのようなご用件でしょうか?」と言う意味合いになると言うことです。
相手の用件をたずねるときに使ってみてください。
【お電話代わりました。~です】
我就是(Wǒ jiùshì/ウォージウシー)
中国語では、「お電話代わりました」に相当する言葉がないので、そのまま「私が~です」と相手に返答するのが一般的です。
その際に使う表現がこちらです。我就是で、「私が~です」の意味になります。後ろに名前を入れますが、こちらも中国語読みで答えます。
「さようなら」や「おやすみなさい」の表現
【さようなら】
再见(Zàijiàn/ツァイチェン)
こちらは「またね」「また今度」の意味もありますが、一般的に「さようなら」の意味で使われます。
電話を切る時に使えます。
【おやすみなさい】
晚安(Wǎnān!/ワンアン)
夜に電話をかけていて、切るときやさようならを言いたい時に使う表現です。再见でも良いですが、夜にさようならを言いたい時は、こちらを使うほうが良いです。
まとめ
中国語では、「もしもし」にあたる言葉はありませんが、それに似た言葉はありますので、ぜひ覚えて活用してみてください。中国語圏の友人と、チャットや電話をする際に役立つと思います。
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