ゲームで先攻後攻を決めたり順番や代表を選ぶときに、日本ではよくじゃんけんをして決めますよね。
当たり前のように存在するじゃんけん、実はスペイン語圏ではそれほどポピュラーではありません。
日本のじゃんけんをするようなシチュエーションでは、【くじ引き】sorteo(ソルテオ)などによって決めることがよくあります。
でも、スペイン語圏にも、日本ほど多くは使われませんがしっかりじゃんけんは存在します。
日本の漫画やアニメでよく使われているので、じゃんけんを日本の文化だと理解している人も多いようです。
今回は、スペイン語でじゃんけんをするときに使う単語とフレーズを紹介します。
「グー・チョキ・パー」をスペイン語で
【グー】
Piedra(ピエドラ)
スペイン語で石の事を「 Piedra(ピエドラ)」といいます。
【チョキ】
Tijera(ティヘラ)
スペイン語でハサミの事を「Tijera(ティヘラ)」といいます。
【パー】
Papel(パペル)
スペイン語で紙の事を「 Papel(パペル)」といいます。
「じゃんけんぽん」のかけ声
【じゃんけんぽん】
Piedra, papel, tijera! (ピエドラ、パペル、ティヘラ!)
日本語に訳すと「石、紙、ハサミ!」とちょっと違和感がありますが、これがれっきとしたスペイン語の「じゃんけんぽん」の言い方です。英語も同じ言い方ですよね。
【いち、にのさん】
Un, dos,y tres! (ウン、ドス、トレス!)
じゃんけんの掛け声として、こちらを使う場合もあります。Piedra, papel, tijera!(ピエドラ、パペル、ティヘラ!)よりも発音は簡単ですね。
【じゃんけんぽん】
Jankenpon!(ジャンケンポン!)
または、ジャンケンポンを日本語のまま「ジャンケンポン!」ということもあります。漫画やアニメの影響で、じゃんけんは日本文化として理解されているのです。
「あいこ」になった時のかけ声
Piedra, papel, tijera!(ピエドラ、パペル、ティヘラ!)
Un, dos, tres!(ウン、ドス、トレス!)
Jankenpon!(ジャンケンポン!)
スペイン語では「あいこでしょ」のように、あいこになった時だけに使う言葉がありません。
そのまま「Piedra, papel, tijera!」(ピエドラ、パペル、ティヘラ!)か「Un, dos, tres!」(ウン、ドス、トレス!)」、または「Jankenpon!」(ジャンケンポン!)と繰り返し言います。
じゃんけんで使う他の言葉
【勝った!】
Gané!(ガネ!)
じゃんけんで勝ったら思わず言ってしまいたくなる言葉。
Ganar(ガナール)は、「勝つ」という意味の動詞です。
【負けた!】
Perdí!(ペルディ!)
負けた悔しさを込めてこう言ってみましょう。Perder(ペルデール)は「負ける」という意味の動詞です。
【もう一回】
Otra vez!(オートラ ベス)
もう一回やり直したいときはこう言って再決戦を申し込みましょう。
【やったー!】
Síii!(シー!)
「Sí」(シ)は、「はい」「そうです」などの意味ですが、勢いよく言うと「やったー!」という意味でも使うことができます。
【ラッキー】
Que suerte!(ケ スエルテ!)
Suerte(スエルテ)は、「運」や「幸運」を意味します。勝ってラッキーだと思ったら、嬉しそうにこの言葉を言ってみましょう。
【いかさまだ】
Eso es trampa(エソ エス トランパ)
相手がズルしていると感じたときには、この言葉。Trampa(トランパ)は「罠」という意味でも使われますが、じゃんけんであれば相手が後出しをしたときなどに使えますね。
おわりに
あなたもスペイン語でじゃんけんをしてみたくなりましたか?
「じゃんけんぽん」だけではなく、その後のリアクションも含めて反射的に言えるようになったら現地の人とのコミュニケーションが深まって、更に盛り上がりそうですね!
日本の文化紹介として「ジャンケンポン」という日本語を教えるのも、現地の人と仲良くなる一つのきっかけになりそうです。
あなたもぜひ使ってみてください。
★担当ライター:ゆきさん
★プロフィール:ボリビアのラパスで日本語教師をしています。趣味はダンスで、現地の伝統音楽や踊りが大好きです。南米の魅力について伝えていけたらと思います。
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