海外のレストランでよくウェイター、ウエイトレスに食事はどう?と聞かれませんか?そんな時に使える、インドネシア語の「美味しい」「うまい」をご紹介したいと思います。食べ物や飲み物に使う以外にも「おいしい」「うまい」を使う場面があるので、合わせてみていきましょう。
食べ物、飲み物が「美味しい」「うまい」
Enak(エナッ)
「美味しい」「うまい」で一番使われるインドネシア語です。前後に何か単語を付ける必要もなく、一言「Enak!(エナッ!)」と言えばOKです。スペルの最後に「k」がありますがはっきり発音しないので、「エナッ」と発音しましょう。
Sedap(スダップ)
「Enak(エナッ)」と同じ意味で、使い方も全く同じです。インドネシアには、その名も「美味しい麺」という意味の「Mie Sedap(ミー スダップ)」というメジャーなインスタントラーメンがあるので、機会があったら探してみてください。最後の「P」ははっきり発音しないので、注意しましょう。
Lezat(レザッ)
「Enak(エナッ)」「Sedap(スダップ)」と同じ意味で、使い方も同じです。海外のTV番組の字幕では「Enak(エナッ)」「Sedap(スダップ)」ではなく、「Lezat(レザッ)」をよく目にします。最後の「T」は、はっきり発音しないで言ってみましょう。インドネシア人曰く、「Enak(エナッ)」「Sedap(スダップ)」「Lezat(レザッ)」は、どれも同じように使ってOKで、この場合はこれ!というのはないそうです。
Gurih(グリ)
だしを取ったスープが旨味があって美味しいという時に使います。「Sup ini gurih(スープ イニ グリ)」で、「このスープ美味しい」となります。「R」は、巻き舌で発音してみましょう。
Nikmat(ニクマット)
英語でいうと「enjoy」という意味ですが、お食事はいかがですか?と聞かれた際に、「Nikmat(ニクマット)」と答えると、「楽しんでいる=美味しい」という意味になります。
食べ物、飲み物以外に使う「うまい」
Pintar(ピンタール)
Pandai(パンダイ)
どちらも直訳すると「頭が良い」「かしこい」といった意味で、使い方も同じです。語学や作業等がうまい時は「Pintar(ピンタール)」を「うまい」という意味で使います。「Pintar bahasa Indonesia(ピンタール バハサ インドネシア)」で「インドネシア語がうまい」となります。インドネシア人が「こんにちは」等簡単な日本語を話した時に、「Pintar bahasa Japang ya!(ピンタール バハサ ジャパン ヤ!)」「日本語うまいね!」と言ってあげると喜びますよ。
Ide cemerlang(イデ チュムラン)
英語だと「Good idea」と同じ意味で、「うまい考え」という意味です。「R」と「L」が続いているので、発音が難しいですよね。巻き舌の後にすぐに舌を前歯の裏にくっつけて発音してみましょう。
Mulutnya manis(ムルッニャ マニス)
Bicaranya manis(ビチャラニャ マニス)
どちらも「うまいことを言う」という意味です。「Manis(マニス)」は「甘い」、「Mulut(ムルッ)」は「口」、「Bicara(ビチャラ)」は「話す」という意味で、どちらも直訳すると「口から甘い言葉が出る」、「甘い言葉を話す」となります。「Mulutnya(ムルッニャ)」と「Bicaranya(ビチャラニャ)」は、どちらも「nya(ニャ)」という言葉がついています。「nya(ニャ)」を取った単語がそれぞれの単語の原形なのですが、この「nya(ニャ)」の使い方は難しいので、あまり深く考えずフレーズで覚えて使ってみましょう。
Berjalan lancar(ブルジャラン ランチャール)
インドネシア語は過去形がないので、「うまくいく」「うまくいった」どちらも「Berjalan lancar(ブルジャラン ランチャール)」を使います。物事が「うまくいく」はもちろん、テストがうまくいくという時にも使います。
さいごに
同じ意味でも色々な言い方があって迷ってしまいますよね。自分にとって覚えやすい、簡単と思える単語から使ってみてください。
★担当ライター:Putu Sariさん
★プロフィール:アメリカの大学卒業後、ホテリエとして日本、バリ島で勤務。バリ島で出会ったインドネシア人と結婚し、現在バリ島在住の2児の母。
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