モンゴルで英語は通じませんでした。
ゴールデンウィークに初めてモンゴルという国に一人旅に行きました。予想としては、もうちょっと通じるかと思いましたが、いやあ、これが全くと言っていいほど、英語の通用度が低い。モンゴルはばっちりモンゴル語の国でした。
結果的にどうしたかというと、iPhoneで簡単なモンゴル語のフレーズが収録されているアプリと、Google翻訳を使って会話をしていました。やっぱGoogleって偉大ですわ。
ってことで、モンゴルで英語が通じないときの対処法と、場所別の英語通用度を書いてみます。
(通用度はあくまで個人の経験に基づいたものです。)
- モンゴル語 会話アプリ
- SIMを手に入れてGoogle翻訳を使う
- タクシー
- ホテル
- 個人商店
- モンゴル語は発音が難しい
- 旅行会社は日本語の通じるHISがおすすめ
- 英語が通じないことは素晴らしいことだと思う
- まとめ
モンゴル語 会話アプリ
この出国前にダウンロードしておいたこのアプリが割と便利だった。空港から出てすぐってWi-Fiもないんだけど、このアプリはダウンロードしておけば、オフラインでも使えるから、タクシーの運転手と会話するときに使うと安心。
「OK」「Go」「Stop」「Turn left」「How much?」このレベルの英語も通じないから、正直このアプリがないと予約しておいたホテルにつかなかった可能性大。
SIMを手に入れてGoogle翻訳を使う
この地図にある、ノミンデパートってところの5Fに行ってください。シムカード買えます。ここはカタコトの英語は通じたからまだ助かった。
チンギスハーン国際空港からは、交通状況にもよるが、1時間ちょっとくらいだろうか、相場は、18,000トゥグルグ前後だと思う。空港では40,000とか30,000とか法外な価格をはじめ言われるが、これは値切らないといけない。
↓このブログの方が料金や、買い方なんかを丁寧に説明してくれてます。
モンゴルでプリペイドSIMを使う その2: MobicomのプリペイドSIMカードを購入! | メモ置場のブログ
要注意!なのが、SIMフリーのスマホじゃない場合はSIMロックを解除するか、SIMフリーのスマホを購入してください。最近はファーウェイとかの中華スマホがコスパ良すぎてビビる。旅行用に一つ買っておくのもいいかも。
ノミンデパートでSIMカードを買ったら、心おきなく、Google翻訳が使えますね。ちなみにGoogle翻訳でもまだ精度が曖昧で、完璧に会話ができるかといえば、そうではないことも多々ありました。そんなときのコツとしては、英語→モンゴル語にして翻訳にかけること。
日本語だとやっぱり無意識的に会話調の文章を書いてしまうので、Googleが理解できないってことがおこる。英語だと、学校で勉強として文法を習ったから、ちゃんと、主語+動詞+述語 みたいに書くから、機械的なGoogleさんはより理解しやすいらしい。
これGoogle翻訳を使うときのちょっとしたコツかもね。
タクシー
さてここからはシーン別に英語の通用度をシーン別に紹介していきます。
タクシーは合計4台乗りましたが、この4人のドライバーのうち、英語が通じたのは1人だけでした。そしてその一人も流暢というわけではなく、簡単会話、「いくら?」とか、「どこからきたの?」とかの会話を話せるだけでした。まあそれだけ話せるだけでも、このモンゴルでは貴重だし、非常にありがかったです。
ホテル
(この部屋で3000円。バックパッカー時代には考えられない額だけど、社会人になったし、まあいいとしよう。)
参ったのが、ホテル。泊まったのは首都ウランバートルだから、ホテルは問題なく通じるだろうと思ってたのが、ほぼ通じない。3泊して、1日ごとにフロントの人が変わっていったんだけど、英語が通じたのはここでも一人だけ。そして例にもれず、この1人も英語が決して流暢というわけではなく、ほんとうにゆっくり話して、簡単な言葉を並べないとなかなか通じない。
他の2人はほんとに「OK」も通じなかった。これは非常に参った。
個人商店
ウランバートルにはコンビニの役割を果たすような小さな雑貨屋さんがいくつかありました。日本でいう駄菓子屋さんみたいな雰囲気の小さいお店。まあここでも英語は通じません。ほんとうに通じません。通じる気配すらありません。ただ正直、水やパンを買うだけなので、ほぼ会話は不要。スマホで電卓の画面を開いて、日本語で「いくらですか?」って聞いたら打ち込んでくれます。英語でもいいけど、どうせ通じないし、でもなんかぶっきらぼうにスマホだすのもいやだし、とりあえず、もうここは日本語で「いくら?」でいいです。
モンゴル語は発音が難しい
今まで日本で普通に生活していたら、まず出会わない「音」です。モンゴル語の発音ってのは。ロシア語っぽいのかな。とにかく音に慣れないから、発音どころか、記憶するのさえ、難しい。「ありがとう」くらいは言えるようになりたかったけど、発音が非常に難しく、ひとりホテルで、何回口にしても、次の日には忘れてた。
旅行会社は日本語の通じるHISがおすすめ
こんな状況で地元の旅行会社に行っても、コミュニケーションにとっても苦労するだろうーなって思ったから、もうHISのモンゴル支社にかけこみました。日本人が複数名いるので、もうそれはそれはばっちり日本語で会話できました。
場所は下記。オフィスではWi-Fiも使えました。ノミンデパートも近いし、おしゃれなカフェもたくさんあるし、ウランバートル市内に行ったら、まずはこのエリアに行ったほうがよさそう。
こんなおしゃれなカフェもありました。Wi-Fiはもちろん使えるし、コンセントがあるカフェもありました。
英語が通じないことは素晴らしいことだと思う
ここまで散々モンゴルでは英語が通じないって言ってきたけど、僕はある国で「英語が通じない」 ことは素晴らしいことだと思う。なぜならその国の言葉が英語の力に負けていないから。
モンゴル語という彼ら独自の言葉があって、それを何百年も連綿と受け継いできてる。そしてその言葉がユニークな国民性や、思考の醸成の一助となる。
日本だって、何百年も前から日本語を受け継いでいるし、みんなが大切にしてる。これは本当に守っていくべきものだと思う。言葉には人の思いや、国の歴史やがたっくさん詰まってる。戦争に負けても日本語を使い続けていられることは、すごくラッキーだった。
モンゴルも文字こそは、モンゴル文字から、キリル文字に変わってしまったみたいだけど、地理的には大国のロシア、中国に挟まれている状況で、自分たちの言葉を持ち続けているのは誇りに思うと思う。
だから英語が通じないって、なんかいいことだと思う。
まとめ
ってな感じで、モンゴルでは予想以上に英語が通じませんでした。その解決法として、アプリを出国前にダウンロードしておく、ノミンデパートでシムを買い、Google翻訳で会話する。これでモンゴルの旅は乗り切れると思う。
そしてモンゴル語という独自の言語に出会ったことで、言語の深い世界にまた触れた気がしました。
そんな感じでおわり。
ひつじ。
★担当ライター:ひつじ。
★プロフィール:記事を書くのが大好き。ブログのない人生は考えられないほど、ブログが好き。最近では世界各国に住むライターと協力し、海外記事作成に取り組み中。
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