ニーハオ!中原です!
ここでは、北京語をベースにした普通話(プートンフア)を基準にして、「ごめんなさい」「すみません」「お許しください」の言い方ご紹介いたします。
ぜひ中国語圏の方とお話しする際に使用してみてくださいね。
「ごめんなさい」の表現
对不起(duì bù qǐ/トゥイプチー)
こちらはシンプルに、ごめんなさいというときに使えるフレーズです。すみません、というニュアンスもあるので、英語でいうところの「Excuse me」に近いかもしれません。例えば待ち合わせに遅れたとき、スケジュールを調整してもらった時などに使えます。とても便利です。
(台湾で使う)ごめんなさい
抱歉(bào qiàn/バオチアン)
同じ「ごめんなさい」という表現でも、こちらは台湾でよく使うフレーズです。台湾のドラマなどでよく使われています。SNS上などでも、台湾の人とやり取りをしていると、こちらを使われているのをよく見かけます。あまり中国大陸の人は使いません。台湾へ行く際は、こちらも覚えておくと良いでしょう。
「すみません」の表現
【すみません】
不好意思(bù hǎo hào yì sī/プーハオイースー)
こちらも英語でいうところの「Excuse me」に近いかもしれません。例えば街中ですれ違ってぶつかった時や、友達に軽く謝るときに使えるフレーズです。「恥ずかしい」という意味も持っています。
【すみません、お先に失礼します】
不好意思、我先走了(bù hǎo yì sī ,wǒ xiān zǒu le/プーハオイースー、ウォーシアンツォウラ)
日本では未だに上司より先に退社することをためらう若手社員が多いですが、中華圏の方はオン・オフをしっかり区別しているので、あまり残業はしません。とても家族を大切にしているからだとも言えます。先に退社するときは、このようなフレーズが好ましいです。
【すみません(恐れ入ります)】
劳驾(láo jià/ラオジア)
こちらも「すみません」というフレーズですが、何かを人に頼むときに使います。例えば、少し道を通してもらう時や、書店などで高い位置にある本を店員さんにとってもらったりするときです。ニュアンス的には「恐れ入ります」という意味合いがあります。
「お許しください」の表現
【許してください】
请原谅(qǐng yuán liàng/チンユアンリアン)
こちらは単直に「許してください」というときに使えるフレーズです。他人に誠心誠意謝るときに使ってください。何か粗相をしでかしたとき、自分が悪いと思ったときに使えます。
【すみません、わざとではありません】
我不是故意的(wǒ bù shì gù yì de/ウォープーシーグーイーダ)
少し言い訳のように聞こえますが何かをしてしまい、謝りたいときに使えます。ニュアンス的には「わざとではないので許してください」に近いです。
故意は日本語の故意からも連想できるので、わかりやすいのではないでしょうか。
さいごに
「中国人は謝らない」などと言われることもありますが、自分の意見をしっかり言うだけで、決して相手に謝らないわけではありません。ですので、日本人が中国などに行ったとき、謝りたいときはこれらのフレーズを使うようにしてみてください。きっと印象が変わってみられることと思います。
★担当ライター:中原流花さん
★プロフィール:大学院修士課程修了後に東南アジアで5年勤務。現在は兼業主婦として在宅のフリーライター、翻訳業に従事。英語、中国語、ロシア語を話す台湾人クウォーターです。趣味は温泉巡り。
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