今回は、日本人にも比較的勉強しやすいインドネシア語で、「好き」「大好き」「愛してる」の表現をお伝えしたいと思います。
では、さっそくフレーズをみていきましょう!
インドネシア語で「好き」
【好きです】
Saya suka.(サヤ スカ)
「Saya(サヤ)」が私という意味です。私という意味は、他にも「Aku(アク)」という単語があります。こちらはかなりカジュアルな言い方で口語のみで使用し、友達間の会話の際のみに使います。
「Saya suka.(サヤ スカ)」の後に好きなもの等の言葉が入りますが、会話の場合、話の流れから簡単に推測できる場合は、「Saya suka.(サヤ スカ)」だけでも問題ありません。
【◯◯が好きです】
Saya suka 〇〇. (サヤ スカ 〇〇)
「Suka(スカ)」が「好き」という意味で、人に対しての「好き」、物に対しての「好き」どちらにも使うことができます。「Saya suka(サヤ スカ)」の後に好きな人、物を付ければ文章ができます。
【あなたが好きです】
Saya suka kamu.(サヤ スカ カム)
英語と同じようにインドネシア語は、必ず主語が必要です。どれも難しい発音はなく、そのままローマ字読みで問題ありません。
インドネシア語で「大好き」
【あなたが大好きです】
Saya suka sekali sama kamu.(サヤ スカ スカリ サマ カム)
「Sekali(スカリ)」が「とても」という意味。好きという意味のSuka(スカ)に「とても」という意味の「Sekali(スカリ)」を付けると「Suka Sekali(スカ スカリ)」で「大好き」という意味になります。
「Sekali(スカリ)」は色々な言葉につけることができ、例えば大きいという意味の「Besar(ブサール)」に「Sekali(スカリ)」をつけて「Besar Sekali(ブサール スカリ)」で「とても大きい」という意味になります。
「L」の発音は英語の「L」と同じように、舌先を前歯の裏側につけて発音しましょう。
【あなたがとても大好きです】
Saya sangat suka sekali sama kamu.(サヤ サンガッ スカ スカリ サマ カム)
「Sangat(サンガッ)」も「Sekali(スカリ)」と同じく、「とても」という意味がありますが、使い方が少し異なります。「Sekali(スカリ)」の場合、対象となる言葉の前につけ、「Sangat(サンガッ)」の場合は、対象となる言葉の後ろにつけます。
「Suka Sekali(スカ スカリ)」と「Sangat Suka(サンガッ スカ)」は、どちらも大好きという意味で、どちらを使ってもOK。
さらに「とても大好き」となると、「Sekali(スカリ)」と「Sangat(サンガッ)」を両方使って、「Sangat suka sekali(サンガッ スカ スカリ)」となり、「とても大好き」という意味になります。
「Sangat(サンガッ)」は、スペルには最後に「t」がありますが発音ではほとんど聞こえずカタカナにすると「サンガッ」が一番近い発音となります。
【あなたをいつも想っています】
Saya selalu memikirkan kamu.(サヤ スラル ムミキルカン カム)
Selalu(スラル)が「いつも、よく」という意味で、「memikirkan(ムミキルカン)」が「考えている、想っている」という意味があります。
「memikirkan(ムミキルカン)」は、「R」が入っているので、日本人にとっては発音が少し難しいかもしれません。「R」がある単語の場合、巻き舌がポイント。舌を引っ込め、口の中のどこにも触らず発音する英語の「R」と同じように発音すると、インドネシア人にも伝わりやすいでしょう。
インドネシア語で「愛しています」
Saya cinta kamu.(サヤ チンタ カム)
「Cinta(チンタ)」が「愛している」という意味。
「Cinta(チンタ)」は、人のみに使い、食べ物や物が「とても好きで、愛している」と表現したくても、「Cinta(チンタ)」は使いません。
食べ物等の場合は、「とても大好き」という意味の「Sangat suka sekali(サンガッ スカ スカリ)」を使います。日常会話では、「Saya cinta kamu.(サヤ チンタ カム)」が使われることが多いかと思います。
【あなたをとても愛しています】
Saya sangat cinta sama kamu.(サヤ サンガッ チンタ サマ カム)
「Sangat cinta(サンガッ チンタ)」の代わりに「Cinta Sekali(チンタ スカリ)」でも「とても愛しています」という同じ意味になり、どちらを使っても問題ありません。
【心の底からあなたを愛しています】
Saya sangat cinta sama kamu dari dalam lubuk hati saya.(サヤ サンガッ チンタ サマ カム ダリ ダラム ルブック ハティ サヤ)
「dari dalam lubuk hati saya(ダリ ダラム ルブック ハティ サヤ)」で「心の底から」という意味になります。歌の歌詞等では目にしますが、実際に会話でサラッとこんな言葉が出てくる人がいるのでしょうか…。
【あなたに恋をしています】
Saya jatuh cinta sama kamu.(サヤ ジャトゥ チンタ サマ カム)
「Jatuh cinta(ジャトゥ チンタ)」で恋をしているという意味ですが、直訳すると「Jatuh(ジャトゥ)」は、落ちる、転ぶという意味があり、まさに恋に落ちるという意味になります。
まとめ
インドネシア語には、未来形、過去形等の時制動詞等がないので、基本的な文章に昨日という意味の「Kemarin(クマリン)」や、来年という意味の「Tahun Depan(タウン ダパン)」等の時制を示す言葉を付けて未来形や過去形にします。
読み方も「R」と「L」に注意すれば、ほとんどローマ字読みで読むことができます。単語をつなげれば、かなり会話ができるようになるので、第2外国語又は第3外国語にインドネシア語を勉強してみてはいかがでしょうか?
★担当ライター:Putu Sariさん
★プロフィール:アメリカの大学卒業後、ホテリエとして日本、バリ島で勤務。バリ島で出会ったインドネシア人と結婚し、現在バリ島在住の2児の母。
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