今回は、会話の中で相手に聞き返すときに使えるフレーズをいくつかご紹介します。自分の意図やシチュエーションによってフレーズが微妙に違ってくるので、注意深く読んでみてくださいね。
一般的な「どういう意味?」
Was bedeutet 〇〇?(ヴァス ベドイテット 〇〇)
「〇〇の意味は何ですか?」と聞くことのできるドイツ語です。ドイツ語を勉強するときにも先生に単語の意味を質問できるフレーズですし、友達と話しているときやレストランのメニューに分からない料理名があるときなどにも活用できます。
対象によって使い分ける「どういう意味?」
Was haben Sie gesagt?(ヴァス ハーベン ズィー ゲザークト)
文字通り「何と言いましたか?」と直訳できる言い方です。協調のアクセントを「ザ」に置いて、文章の最後を上げ調子にして発音しましょう。単純に相手に聞き返すこともできますが、怒るときに使えるフレーズでもあり、不適切な発言をした人に対して「今、何と言ったんですか!」と説明を求める意味にもなります。親しい人に言うときには、「Was hast du gesagt?(ヴァス ハスト ドゥー ゲザークト)」でOKです。
一歩踏み込みたいときの「どういう意味?」
Was meinen Sie?(ヴァス マイネン ズィー)
「meinen」とは「考える、思う」という意味の動詞です。このフレーズは場面によって意味がかなり違ってきます。誰かが発言した内容の意味がちょっと分からなかったときに「Was meinen Sie?」と言うと「つまり、どういう意味ですか?」となり、もっと詳しく教えてくれるでしょうし、違う言葉で説明してもらえます。またグループ・ディスカッションの最中に「Was meinen Sie?」と誰かに声をかけると、「あなたの意見はありますか?」と誰かに発言を促すこともできます。さらには料理や小物、洋服などの感想を求めるフレーズにさえなります。友達と家族には「Was meinst du?(ヴァス マインスト ドゥ)」で応用しましょう。
Was möchten Sie sagen?(ヴァス メヒテン ズィー ザーゲン)
「何が言いたいのですか?」というドイツ語のフレーズです。相手が間接的な説明をしていてその意図が分からないときに使います。先ほどのフレーズのバリエーションですね。また、言葉のつたない子供や外国人にも「Was möchtest du sagen?(ヴァス メヒテスト ドゥー ザーゲン)」と言うことがあります。もし聞かれたら、少し言葉を言い換えてもう一度伝えてみましょう。
カジュアルな「どういう意味?」
Wie bitte?(ヴィー ビッテ)
「何て?」というふうに、カジュアルに聞き返せる言葉です。先ほどの「Was haben Sie gesagt?」のバリエーションとして覚えておくと、使い分けを楽しむことができますね。
相手の言ったことが聞き取れなかったとき、または騒音のせいで聞こえなかったときに使うことができます。もう少し丁寧に言いたいときには「Entschuldigung, wie bitte?(エンチュルディグング ヴィー ビッテ)」というと、「すみません、何でしょうか?」というようなビジネスライクな表現にすることができます。
まとめ
今回は、会話をしている相手に詳しく説明してほしい、もう一度言ってほしいと伝えられる表現をご紹介しました。会話が一部聞き取れなかったり意味が分からなかったりすることはよくあります。疑問があったら、躊躇せずに聞き返してみてくださいね。
★担当ライター:Erdbeerenさん
★プロフィール:ドイツでの留学を経てスイスに引っ越しました。今は、ドイツとスイスの観光・語学・文化についてのリサーチと執筆活動をしています。
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