今回は、日常会話で使用頻度の高いとても実用的なフレーズをご紹介したいと思います。SNSやSMSにも使える略語もいくつかあるので、チャットをするときにもご活用ください。
友人に使えるフレーズ
Hop Hop!!(ホップ ホップ)
誰かを応援したいときに使うかけ声です。例えばサッカーの試合で、「走れ、行けー!」と声をかけることがよくありますよね。また「ほら、急いで急いで!」と誰かを急かすときにも使われているフレーズです。シャキシャキと動かない人や子供たちにも、応援する意味で使ってみてください。
Geil!(ガイル)
「やばい」という意味のドイツ語です。こちらは、元々は下品な言葉でした。日本語の「やばい」と同じように時代の流れとともに社会に浸透していき、特に若者の間では下品な意味合いを感じることなく使われています。しかし、お年寄りの中にはいい顔をしない方もいるかもしれないので、同年代の友達との会話で使うに止めておきましょう。
I bims.(イ ビムス)
数年前に使われ始めた若者言葉です。電話やメッセージで「私だよ/僕だよ」と言うときに使われます。もとの言葉は「Ich bin’s.(イッヒ ビンツ)」。
08/15(ヌルアハト フンフツェーン)
少しネガティブな単語です。日本語にすると、「ありきたりな、低品質の」という意味になります。戦時中によく使われていた武器の名前(MG 08/15)に由来し、その品質や武器を使った訓練の退屈さから派生した言葉です。少し古い言葉ですが、今でも使われているのを時折耳にします。丁寧な言い方ではないので、使うときは耳打ちをするように少し冗談っぽく言ってみるといいでしょう。
恋人に使えるフレーズ
Schatz(シャッツ)
大切な相手を呼ぶときの単語で、ドイツ語で「宝物」という意味になります。かなり前から一般的に言われていて、若者から中年、お年寄りまで幅広い世代に使われています。自分で使うのは少し気恥しいかもしれませんが、恋人からこのように呼びかけられたらうれしいですよね。
Ehrenmann/Ehrenfrau(エーレンマン/エーレンフラウ)
ドイツの「Jugendwort des Jahres(ユーゲントヴォート デス ヤーレス)」「今年の若者言葉 2018」に選ばれた単語です。日本の「流行語大賞」と同じように、ドイツにも「若者言葉大賞」なるものがあります。その2018年大賞に輝いたのがこの言葉でした。「Ehrenmann」は「紳士」「Ehrenfrau」は「淑女」を指し、誰かが自分に特別なことをしてくれたときに、「あなた紳士/淑女ね」というコメントで使えます。恋人に限らず使えるフレーズですが、好意をもった相手に言われたい単語ですね。
出典:Langenscheidt, Jugendwort des Jahres 2018
Jugendwort des Jahres 2018 | Langenscheidt
GlG(ゲーエルゲー)=Ganz liebe Grüße(ガンツ リーベ グリューセ)
最後はメッセージを書くときなどに使える略語です。「Ganz liebe Grüße」を直訳すると「たくさんの愛をこめて」となり、手紙やメッセージの最後に締めのあいさつとして使われています。
まとめ
今回は、流行りのスラングや若者言葉をご紹介しました。これらの言葉は便利な一方で、すぐに新しい言葉に取って代わってしまうので、常にアンテナを張っておくことが大切です。知人の言葉やインターネットの記事に注目しておきましょう。
★担当ライター:Erdbeerenさん
★プロフィール:ドイツでの留学を経てスイスに引っ越しました。今は、ドイツとスイスの観光・語学・文化についてのリサーチと執筆活動をしています。
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