今回は、日常のちょっとしたことから自分のミスまで、相手に謝りたいときのフレーズをご紹介します。このドイツ語は、電車が遅延したときのアナウンスなどで言われることもあるので、注意深く聞き取ってみてくださいね。
ドイツ語で「ごめんなさい」
Es tut mir leid.(エス トゥット ミア ライト)
相手に迷惑をかけてしまったことに関して、きちんと謝りたいときによく使うフレーズです。自分は悪くない、偶然アクシデントが起こってしまったんだ、という場合は「すみません」のフレーズを使いましょう。
「ごめんなさい」という意味でとてもよく使用されていますが、実は「心苦しい」というニュアンスを含んでいるのでお悔やみの言葉としても使えるんです。友達のペットが亡くなってしまったと聞いたとき、「Es tut mir leid.」といえば、「私も悲しい、心が痛ましい」とコメントできます。
Das ist mein Fehler.(ダス イスト マイン フェーラー)
「自分のミスです」と伝えることができるフレーズで上の一文と併せて使うことも多いく、ビジネスの場面などでよく聞く言葉です。自分のミスを認めることになるので、それに対して責任をもって対処するという内容も含有しています。
ドイツ語で「すみません」
Entschuldigung.(エンチュルディグング)
ちょっとしたときに便利な一言です。日本語で言うと「すみません」「失礼します」となり、他人の足を踏んでしまったなどのアクシデントに使います。少し長いフレーズで言いにくいかもしれませんが、日常では本当によく使うので覚えておいて損はありません。また、誰かに「すみません!」と声をかけるときにもこの単語でOKですよ。発音するときは、「チュ」の部分に強調アクセントが置かれます。
Sorry.(ソーリー)
英単語ですが、カジュアルに「ごめん」と言いたいときに使われています。友達や家族に対して、「あっ! ごめん」と言うときには簡単で便利ですね。ただし「Entschuldigung」よりもラフな言葉なので、軽々しく聞こえかねません。むやみやたらには使わないほうがいいと思います。
Verzeihung.(フェアツァイウング)
同じく「すみません」という意味ですが、少し古風なニュアンスです。お年寄りによく使われていて、とくに誰かの目の前を横切るときに「失敬。」という意味で使われることがあります。
ドイツ語で「お許しください」
Entschuldigen Sie mich, bitte.(エンチュルディグング ズィー ミッヒ ビッテ)
「entschuldigen」という動詞には、「(何かの)罪を取り除く」という意味があります。重大なミスをしてしまったときや誰かをとても怒らせてしまったとき、そして、その責任が自分にあるときにはこのフレーズの出番です。めったに使う機会はないかもしれませんが、もし自分が害を被ったときに相手がこのフレーズを使ったら、真剣に誤っていることを理解しましょう。
まとめ
今回は相手に謝りたいときや、「すみません」と声をかけたいときに便利なドイツ語をご紹介しました。謝る案件があるときに謝罪を言うのはもちろん大切ですが、同時に「どうすればいいのか」を相手に伝えることもとても大切です。パニックに陥ることなく、冷静に対処できるようになりたいものですね。
★担当ライター:Erdbeerenさん
★プロフィール:ドイツでの留学を経てスイスに引っ越しました。今は、ドイツとスイスの観光・語学・文化についてのリサーチと執筆活動をしています。
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