スペイン語でお別れを言うのには、どんな言葉があるのでしょうか。「Chau(チャオ)」や「Adios(アディオス)」は有名なので、1度は耳にしたことがあるかもしれませんね。しかし、スペイン語のお別れの言葉はそれ以外にも様々なバリエーションがあります。ここではそれぞれのシチュエーションに合わせたお別れのあいさつを紹介していきます。実際に覚えて使ってみましょう!
スペイン語で「バイバイ」
Chau(チャオ)
別れのあいさつで一番気軽に使えるのがこの言葉「Chau(チャオ)」。特に友達や同僚などに日本語の「バイバイ」と同じ感覚で使うことができます。「Chau(チャオ)」と言われたら「Chau(チャオ)」と返します。短くて、とても便利な言葉ですね。ただしこれはフランクな挨拶なので、職場の上司やお客さんなど少し距離を置くべき人にはもっと丁寧なあいさつ「Hasta luego(アスタ ルエゴ)」を使った方が良いでしょう。
Nos vemos(ノス べモス)
直訳では「(私たち)また会おう」の意味です。日本語の「またね」とか、「じゃあね」と同じような感覚で使うことができます。「Chau(チャオ)」と合わせて、「Chau ,Nos vemos!(チャオ ノス べモス)」と言ったら、「バイバイ、またね!」といったところでしょうか。こちらも気軽に使うことのできる挨拶です。
Que te vaya bien(ケ テ バジャ ビェン)
「元気でね」という意味で、別れの際によく使われます。別れた後も相手にとって良い日であることを願って言う言葉です。テストの前や試合の前など、「頑張ってね」の意味でも使われることがあります。
スペイン語で「さようなら」
Hasta la vista(アスタ ラ ビスタ)
「また会う時まで」「またいつか」という意味ですが、「Chau(チャオ)」よりも次に会うまでの間隔が長いときや、次にいつ会うかまだ分からない時に使います。
Adios(アディオス)
歌や映画などロマンティックな場面でよく使われるこの言葉。「さようなら」の中でも、もうその相手に会えないだろうと思われるときに使われる、強い意味の「さようなら」です。遠い異国に旅立つときや、恋人との別れのシチュエーションなどで使われ、普段はあまり耳にしません。
私はそれを知らずに軽い気持ちで「アディオス」を使っていたら、「なんでそんなこと言うの?!」と現地人に叱られました(笑)。
スペイン語で「また今度」
Hasta luego(アスタ ルエゴ)
「Hasta(アスタ)」は「~まで」という意味で、「Luego(ルエゴ)」とは「後で」という意味です。明日や来週や来月など、またすぐに相手に会えるときに使える、気軽な別れの挨拶です。学校や職場でもよく使います。
Hasta pronto(アスタ プロント)
「Pronto(プロント)」とは「すぐに」の意味で、こちらも、「Hasta luego(アスタ ルエゴ)」とほぼ同じシチュエーションで使うことができます。
Hasta mañana(アスタ マニャーナ)
「Mañana(マニャーナ)」は「明日」の意味です。明日も会う予定があれば、「また明日」という意味で使うことができます。
まとめ
スペイン語の別れの挨拶には様々なバリエーションがあることがおわかりいただけたでしょうか!
一番気軽で覚えやすい挨拶は「Chau(チャオ)」ですが、他の表現も覚えて相手やシチュエーションに合わせて使い分ければ、現地の人は「そんな言い方も知ってるんだ!」と、驚いたり喜んだりしてくれるはず。
別れの挨拶をきっかけに、どんどん現地人と距離を縮めてコミュニケーションを楽しみましょう!
★担当ライター:ゆきさん
★プロフィール:ボリビアのラパスで日本語教師をしています。趣味はダンスで、現地の伝統音楽や踊りが大好きです。南米の魅力について伝えていけたらと思います。
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