ドイツ語を勉強している方はもちろん、ドイツへ旅行に行った際など、ドイツ語で「張れ」や「頑張って」がさらっと言えたら、とてもかっこいいですよね!
結論からいうと、ドイツ語で「頑張れ」「頑張って」を表す言葉は実際にはありません。
しかし!ドイツでも日常生活で何か人に対して応援をするときなど「頑張れ」や「頑張って」に相当する言葉を使う場面はもちろんあります。そのようなときドイツ語の場合は、これからご紹介する「頑張れ」「頑張って」に近い意味の3フレーズをよく使います。
どれも簡単なものばかりなので、今回ぜひ覚えてみてくださいね!
日常生活でよく使う「頑張れ」「頑張って」に相当する厳選2フレーズ
日常生活で1番よく使うのは
Viel Erfolg (フィール エアフォルク)
”Viel”は「たくさんの」、”Erfolg “は「成果・成功」の意味で、つまり直訳すると「たくさんの成果・成功を」となります。試験前やスポーツなどの試合をはじめ、仕事の際も使える万能フレーズです。また、病人や出産する妊婦に対しても使えたりと、とにかく日常生活の様々な場面で使うことができます。
発音の注意点としては、ドイツ語は語尾についたGを「ク」と発音するので、”Erfolg “は「グ」と発音しないようにしましょう。
次によく使われるフレーズが
「Viel Glück(フィール グリュック」
”viel”は「たくさんの」”Glück”は「幸運・幸せ」という意味で、英語で言う「Good luck」に当たります。これも上記同様、さまざまな場面で使うことができます。友達や家族などを励ましたりする時に使うことが多いです。「Viel Erfolg 」はどちらかというと何か結果を出さなければいけない時に使うのに対して、「Viel Glück 」はとにかくがんばれとざっくりした言い回しの時に使われることが多い傾向にあります。
発音の注意点として、“Glück”のGは単語のはじまりなので、「ク」ではなく「グリュック」と濁音での発音になります。
スポーツでよく使われる「Toi toi toi !」
ドイツはみなさんもご存知のとおり、サッカーが盛んな国です。サッカーをはじめスポーツの試合などでよく聞くのが、
Toi toi toi!(トイ トイ トイ)
直訳は「うまくいくように」と祈る気持ちを表します。もちろん、スポーツ以外でも試験前など、相手に頑張ってほしい時に使えるフレーズです。「Toi toi toi !」は発音も簡単で覚えやすいので、すぐ使えそうですよね!
まとめ
日本語だと「頑張れ」「頑張って」はひとフレーズしかありませんが、ドイツ語であれば、シチュエーションに合わせて色々な言葉で相手を励ましたり応援することができるんです!
ドイツ語で「頑張れ」「頑張って」が言えたら、きっと相手との距離も縮まるはず。ぜひこの定番3フレーズ
「Viel Erfolg」
「Viel Glück」
「Toi toi toi !」
を使ってみてくださいね。
★担当ライター:にゃんこ
★プロフィール:大学在学中にドイツへ留学・ワーホリを経験し、1年間ドイツ語講師を勤める。卒業後はドイツへ移住し、現在子育てをしながらライターとして活動中。
こちらもあわせてどうぞ!