ここではみなさまに新年、誕生日、クリスマス、記念日、昇進、卒業、成功、など場面によって使い分けられる「おめでとう」言い方をご紹介します。
- イタリア語で「新年おめでとう」
- イタリア語で「お誕生日おめでとう」
- イタリア語で「クリスマスおめでとう」
- 色んなシーンで使える「おめでとう」
- イタリア語で「昇進おめでとう」
- イタリア語で「卒業おめでとう」
- イタリア語で「成功おめでとう」
- まとめ
イタリア語で「新年おめでとう」
Buon anno nuovo(ブォン・アンノ・ヌオーヴォ)
最もスタンダードな「あけましておめでとう」が「ブォン・アンノ・ヌオーヴォ」です。英語でいう「Happy new year (ハッピー・ニュー・イヤー)」にあたるフレーズ。「Buon anno(ブォン・アンノ)」だけでもオッケーです。なお「ブォン(Buon)」は「良い」という意味のイタリア語。これからご紹介するフレーズの数々にもちょこちょこ顔を出す重要単語なので、是非頭の片隅に入れておいてください。
イタリア語で「お誕生日おめでとう」
Buon compleanno(ブォン・コンプレアンノ)
最もスタンダードなイタリア語の「お誕生日おめでとう」が「ブォン・コンプレアンノ」です。英語でいう「Happy Birthday (ハッピー・バースデー)」にあたるフレーズ。旅行者の皆様は、お土産やさんに行くと、この文字が書かれたグリーティングカードをたくさん目にすることでしょう。旅の記念におひとつ買ってみてはいかがでしょうか?
Tanti auguri(タンティ・アウグーリ)
「たくさん」を意味する「タンティ」と、「良いことがありますように」を意味する「アウグーリ」を組み合わせた「タンティ・アウグーリ」も、「お誕生日おめでとう」の定番フレーズです。
特に、お誕生日会の席では超重要!おなじみの誕生日ソング「ハッピ・バースデー・トゥーユー♪(Happy birthday to you♪)」は、イタリアでは「タン・タグーリー・アーテー♪(Tanti auguri a te♪)」と歌われるので、参加予定の方は、是非事前に動画などでチェックしておきましょう。
イタリア語で「クリスマスおめでとう」
Buon natale(ブォン・ナターレ)
最もスタンダードな「クリスマスおめでとう」が「ブォン・ナターレ」です。英語でいう「Merry christmas(メリー・クリスマス)」にあたる言葉。
近年、諸外国では、キリスト教以外の宗教や文化的背景を持つ人達への配慮から「メリー・クリスマス」を使わないことも増えてきましたが、キリスト教徒がほぼ100パーセントを占めるイタリアでは「ブォン・ナターレ」が一般的です。
Buone feste(ブォネ・フェステ)
「ブォネ・フェステ」は英語の「Happy holidays(ハッピー・ホリデーズ)」にあたるイタリア語。「Buon natale」を使うのが適当でないと感じた場合は、こちらが便利です。
色んなシーンで使える「おめでとう」
Auguri(アウグーリ)
先ほどご紹介した「良いことがありますように」を意味する「アウグーリ」は、誕生日以外のシーンでも使えます。とにかく「おめでとう!」と言いたい時には、いつでもどこでも誰にでも使ってオッケー。
さ・ら・に「アウグーリ」は「良いことがありますように」という意味の為、お見舞いの際に「お大事に」などと言いたい時にも使えます。もちろん「Tanti auguri」と言ってもオッケーです。
Buon 〇〇(ブォン・〇〇)
既出の「良い」を意味する「ブォン」の後に、お祝いしたい事柄を添えても「おめでとう〇〇」という気持ちを伝えることができます。例えば「記念日おめでとう」と言いたい時は以下のように使います。
例:
Buon anniversario(ブォン・アッニヴェルサリオ)
*Anniversarioは「記念日」を意味するイタリア語です。
イタリア語で「昇進おめでとう」
Congratulazioni(コングラトゥラッツィオーニ)
いわゆる英語の「コングラッチュレーション!」のイタリア語版が「コングラトゥラッツィオーニ」です。昇進・合格・優勝など、努力してなにかを勝ち取った人に対して、使うことの多いフレーズで、目上の人にも使うことが出来ます。
イタリア語で「卒業おめでとう」
Complimenti(コンプリメンティ)
いわゆる英語の「コンプリート」と同じルーツを持つイタリア語。コングラトゥラッツィオーニより、ちょこっとだけカジュアルな言い回しなので、卒業するお友達や、試験を突破した同僚、結婚が決まった仲間などに「やったじゃん!」と、思わず肩をポンポン叩きながら言いたいような時に、是非使ってみてください。
イタリア語で「成功おめでとう」
Bravo(ブラーヴォ)
日本でもよく使われる「ブラボー」はイタリア人もよく使います。「あっぱれ!お見事!よくできました!」といったニュアンスを持つイタリア語。思わず「ブラボー!」と言いたくなるようなシーンで是非使ってみてはいかがでしょうか。
なお「ブラーヴォ」と、2番目の「ラ」の音にアクセントを置くのがイタリア流。女性に対して使う場合は「Brava(ブラーヴァ)」、グループに使う場合は「Bravi(ブラーヴィ)」。グループが全員女性の場合は「Brave(ブラーヴェ)」と語尾が微妙に変化します。
まとめ
何か一つ覚えて使ってみたい!という方はまずは「アウグーリ」がおすすめ。その後、だんだんと長いフレーズもマスターして、語彙をどんどん増やしていきましょう!
それでは、チャオ(バイバイ!)
★担当ライター:まこさん
★プロフィール:結婚をきっかけにイタリアに移住。ミラノ郊外で主婦業をする傍ら、週末は独身時代からの夫婦共通の趣味であった旅行を楽しんでいます。
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