こんにちは。チャオ。イタリア在住のまこです。
ここではみなさまに、失恋したときに知ってほしいイタリア語の名言の数々をご紹介します。辛くて悲しくて張り裂けそうな気持ちは日本人もイタリア人も一緒。是非、海の向こうから寄り添いかけるメッセージに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
今の自分とじっくり向き合うための名言たち
【“愛してる”というのは許容を許すことのできない病だ】-エゴワルテル(Egowalter)*イタリア人作家
Il te t’amo è una malattia che non perdona.(イル・テ・ターモ・エ・ウナ・マラッティーア・ケ・ノン・ペルドナ)
※好きだからこそ些細なことが気になってついつい束縛してしまっていたのでは・・・。そんな過去を思わず振り返ってしまう1フレーズ。
【私は退屈さや孤独、気まぐれから貴方を愛していたわけではありません】-アレッサンドロ・バリッコ(Alessandro Baricco)※イタリア人劇作家
Non ti ho amato per noia, o per solitudine, o per capriccio.(ノン・ティ・オ・アマート・ペル・ノイア オ・ペル・ソリトゥディーネ・オ・ペル・カプリッチォ)
※大ヒット映画「海の上のピアニスト」の原作者が贈る1フレーズ。ロマンチックなこの言葉を胸に、もう一度想いを伝えてみてはいかがでしょうか。
【私の心の中には情熱のトゲがありました。でもすっかりそれを取り除き、今、私の心は全くなにも感じていません】-ファビオ・ボーロ(Fabio Volo)*イタリア人俳優
Nel cuore avevo la spina di una passione, sono riuscito a togliermela e adesso non sento più il mio cuore.(ネル・クオーレ・アヴェヴォ・ラ・スピーナ・ディ・ウナ・パッシオーネ ソノ・リウシート・トリエルメーラ・エ・アデッソ・ノン・セント・ピウ・イル・ミオ・クオーレ)
【死ぬのは簡単。忘れるのは難しい】-ウンベルト・サバ(Umberto Saba)*イタリア人詩人
Morire è facile.Perderti è difficile.(モリーレ・エ・ファーチレ ペルデルティ・エ・ディフィーチレ)
これからの自分と前向きに向き合うための名言たち
【人生の中で、人から求められて“愛してる”というのは簡単。私は、最期の時に“私はあなたを愛していました”と言いたい】-ダニエレ・ヴィッラ(Daniele Villa)*イタリア人作家
Si fa presto a dire “Ti amo” quando serve una vita per dimostrarlo. Preferisco viverlo e dire alla fine “Ti ho amato”.(シ・ファ・プレスト・ア・ディーレ “ティ・アーモ” クアンド・セルヴェ・ウナ・ヴィータ・ペル・ディモストラルロ プレフェリスコ・ヴィヴェールロ・エ・ディーレ・アッラ・フィーネ “ティ・オ・アマート“ )
※最期の時まで「愛している」と言い続けられるほどの大恋愛をした人に捧ぐ1フレーズ。
【“愛してる”・“大好き”という瞬間、嘘をついてはいけません】-セリシア・セッピア(Cecilia Seppia)*イタリア人エンターテイナー
Ma una bocca che pronuncia parole come “ti amo” o “ti voglio bene” non dovrebbe poter mentire in quell’istante.(マ・ウナ・ボッカ・ケ・プロヌンチァ・パローレ・コメ “ティ・アーモ” オ “チ・ヴォリオ・ベーネ” ノン・ドヴレッベ・ポテル・メンティーレ・イン・クエル・ィスタンテ)
※好きなものは好き。その気持ちをちゃんと大切にしたいと思える前向きな1フレーズ。
【すべての物語は終わりを持っています。でもそれは人生の終わりではありません。ただの新しい経験の始まりに過ぎません。】-アントニア・グラヴィーナ(Antonia Gravina)*イタリア人詩人
Ogni storia ha una sua fine, ma non è la fine della vita, è solo l'inizio di esperienze nuove.(オンニ・ストーリア・ア・ウナ・スア・フィーネ マ・ノン・エ・ラ・フィーネ・デッラ・ヴィータ エ・ソロ・リィニツィオ・ディ・エスペリエンツェ・ヌオーヴェ)
まとめ
イタリア人は失恋した時は、とことん悲しい気持ちと向き合います。そして、落ちるところまで落ちた後、また新しい恋愛へと進んでいきます。
いま、悲しい気持ちでいっぱいの人は、自分の気持ちを変にごまかさず、イタリア流にその気持ちをも大切にしてみてはいかがでしょうか。きっと、より次の恋愛への喜びへと繋がることでしょう。
それではチャオ!(バイバイ!)
★担当ライター:まこさん
★プロフィール:結婚をきっかけにイタリアに移住。ミラノ郊外で主婦業をする傍ら、週末は独身時代からの夫婦共通の趣味であった旅行を楽しんでいます。
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