会社で英語のメールを打ったり、海外旅行に行ったりして、日本国内でも日常で英語をアウトプットする機会も案外多くなってきました。
特に仕事での英文書類作成や英文メールはミスがあってはいけないので、ハードルが高いと感じる人が多いと思います。
そこで今回はそんな悩みを解決してくれる、そして筆者も愛用している無料英文添削ソフト、Grammarlyについて徹底解説します!
Grammarlyとは?何ができるの?
Grammarlyはアメリカのシリコンバレーで2009年に開発され、アメリカ人にも広く愛用されている英文添削ソフトです。パソコンで書いたメールや英文書のスペルや文法ミス、より良い単語の提案、そしてミスの解説まで自動でしてくれます。
また、ブラウザに直接インストールすれば、Gmailなどで英文を打っている最中に、ミスがある箇所に自動的に下線が出てきて、送信前にその場でミスを直してから送ることができます。
このソフトはアメリカで開発されたこともあり、ミス解説の文章やボタンなどの言語は全て英語になっています。ただ一般教養レベルの英語で理解できる英語なので、多少英語を扱える日本人なら利用するのに問題はないです。
具体的に添削してくれる内容は、スペルミス、文法や構文のミス、ダブルスペース(単語間のスペースを間違って2つ以上入れてしまうこと)、大文字小文字のミス、句読点の打ち間違いなど様々なものがあります。
本当に無料?
上記に挙げた内容の添削は全て無料になっています。利用制限などもなく、1日に何万文字でも何百万文字でも無料で自動添削してくれます。
また、月$29.95のプレミアムユーザーになることで、ミスだけではなく、より良い単語や言い回し、よりプロフェッショナルなニュアンスなどの添削機能も利用することができます。
ボキャブラリーが少ないと、どうしても毎回同じような単語ばかり使ってしまいます。
例えば、「とても」という日本語を訳す時、自分では「Very」しか思い浮かばなくても、プレミアムユーザーになるとExtremely、Exceptionally、Tremendously、Immensely、Intensely、など、文脈に合わせて様々な「とても」の言い方を提案してくれるので、その場で単語を選んで変えることができます。
筆者はプレミアムユーザーではありませんが、ミスがないだけでなくより高い質の文章を書きたい!と思う人や、語彙力や表現力にまだあまり自信がない人は、プレミアム機能を使うのもおすすめです。
どうやって使うの?
それでは最後に、実際にどのように使うのか解説していきます。
まず以下の公式ホームページにアクセスします。(サイトは全て英語です)
Safari、Google Chromeなど、普段使っているブラウザにそれぞれインストールすることができるので、サイト画面の「Add to ◯◯ It’s free」という緑のボタンをクリックし、インストールを開始してください。
その際メールアドレスやFacebook、Googleのアカウントなどを使って、Grammarlyのユーザー登録もする必要があるので、サイトの指示に従って登録してください。
インストールできたら同じブラウザでGmailや会社のメールを開き、いつも通り英文を書き始めます。するとミスをした部分に赤い下線が表示されるようになります。
赤線部分にカーソルを合わせると、下に正しいスペルや文法が緑色の文字で出てきます。更にその下には「Add to dictionary」や「Ignore」という表示が出ます。
緑色の添削が正しいと思ったらそれをクリックすることで、自分の書いた文章が訂正されます。
固有名詞などが謝ってスペルミスだと認識されてしまった場合は、「Add to dictionary」をクリックすると自分の辞書に加えられ、次回以降はミスだと認識されなくなります。
「Ignore」をクリックすると、辞書には加えずに訂正を無視することができ、赤線が消えます。
無料版を使っている場合はその下に更に「ATTN: you are missing many….」と表示されますが、プレミアム版の広告なので、無視して大丈夫です。
また、Microsoft Wordなどで作った文書を添削したい際は、Grammarlyの公式サイトからLog Inし、オンラインで添削を行うこともできます。
まず、公式サイトの右上の「Log In」をクリックし、ユーザー登録の際に自分で決めたパスワード等を入力しログインします。
すると、左側が黒、右側が薄灰色の画面に移ります。
灰色の部分に「New」「Upload」と書かれた四角いマスがあるので、「New」をクリックして英文をコピーペーストもしくは直接書き込むか、「Upload」をクリックしてパソコンからファイルをアップロードします。
文章が長い場合、添削が完了するまでに5秒ほどかかることがあるので、少し待ってください。
自動添削が終わると、ミスがある部分に赤い下線が表示され、その右横に緑の文字で正しい文字や文章の提案がされます。右側の緑の文字をクリックすることで正しい英語に修正されます。
更に、修正案の右側にある小さい「v」のようなマークをクリックすると、なぜその部分がミスだと判定されたのかの解説が出てきます。修正案を見ただけでは、なぜ自分が書いた英文が間違っているのか理解できないという場合は、この解説を読むことで英語の勉強になります。
また、ブラウザへのインストールの時と同じように、ここでも「Add to dictionary」と「Ignore」が使えます。
全ての修正が終わったら、全体をコピーしてWordなどに貼り付け、文書を完成させることができます。
なお、元原稿にインデントやイタリックなどのフォーマットがあった場合は、Grammarlyからコピペする際に全て消えてしまうので、コピペしたの後に自分でフォーマットを修正する必要があります。
これで英文文書の添削は完了です!
まとめ
いかがでしたか?ネイティブスピーカーでもスペルミスや文法ミスは日常茶飯事なので、ネイティブでない私たちにとって、正しい英文を書くというのはハードルが高いことだと思います。
筆者はアメリカの大学に4年間通っていたので、レポートを書く際などにもGrammarlyが大活躍していました。アメリカで働き始めてからも、ビジネスメールや書類など、様々な場面で手放せないツールとなりました。
英語の文章を書くことが多いという方は、是非Grammarly(無料版で十分です)を試してみることをオススメします。
★担当ライター:エレンさん
★プロフィール:日本の高校を卒業後、レイクランド大学ジャパンキャンパスにて準学士号を取得し英語力を向上、その後アメリカのペンシルバニア州立大学にて教育政策学を専攻。留学中から交際を続けていたアメリカ人男性と大学卒業後に国際結婚し、現在はニューヨークにてオンラインビジネスを起業。
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