イタリア旅行・滞在時は日本以上にタクシーを利用する機会が増える方も多いと思います。ここではタクシーに乗る時に使えるイタリア語フレーズ&乗車時の注意点をご紹介します。
乗車前
【どこでタクシーを拾えますか?】
Dove posso prendere un taxi?(ドヴェ・ポッソ・プレンデレ・ウン・タクシー?)
イタリアではタクシーはタクシー乗り場・ホテル・レストランなどから乗ります。それらが無い場合は携帯電話でタクシーを呼ぶ、もしくは以下のイタリア語を使ってタクシーを呼んでもらいましょう。
【タクシーを呼んでもらえますか?】
Puo chiamarmi un taxi, per favore.(プオ・キアマルミ・ウン・タクシー・ペル・ファボーレ)
乗車時
【〇〇へ行ってください】
〇〇, per favore.(〇〇・ペル・ファボーレ)
*「ペル・ファボーレ」は英語の「プリーズ」にあたる言葉。上記は一番簡単な言いまわしですが、地図や住所を見せて「クイ!(qui)=ココ!」だけでもOKです。とにかく行きたい場所の名前(〇〇)だけ大きな声で、はっきりと言いましょう。
【このクレジットカードは使えますか?】
Posso pagare con questa carta di credito?(ポッソ・パガーレ・コン・クエスタ・カルタ・ディ・クレーディト?)
クレジットカードで支払う方は乗車予定のタクシーが端末不具合のケースも多いので、必ず確認してください。
また、イタリアでは利用できるクレジットカード会社が限られているので、お手持ちのカードが使用可能かどうか確認するのもお忘れなく!
【メーターのスイッチをいれてください】
Accenda il tassametro, per favore.(アッチェンダ・イル・タッサメートロ・ペル・ファボーレ)
【どのくらい時間がかかりますか?】
Quanto tempo ci vuole?(クアント・テンポ・チ・ヴオーレ?)
【どのくらいお金がかかりますか?】
Quanto costa?(クアント・コスタ?)
お買い物で「これいくら?」と聞きたい時にも使える便利な言葉です。
【トランクを開けてもらえますか?】
Può aprire il portabagagli?(プオ・アプリーレ・イル・ポルタバガッリ?)
【荷物を運ぶのを手伝ってもらえますか?】
Può aiutarmi a portare I bagagli ?(プオ・アイウタールミ・ア・ポルターレ・イ・バガッリ?)
走行時
【真っ直ぐ行ってください】
Vada diritto.(ヴァーダ・ディリット)
【右に曲がってください】
Giri a destra. (ジーリ・ア・デストラ)
【左に曲がってください】
Giri a sinistra. (ジーリ・ア・シニストラ)
【急いでいます】
Ho fretta.(オ・フレッタ)
2人以上で乗車している場合は複数形の「Abbiamo fretta.(アッビアーモ・フレッタ)」にするとより正確な表現になります。
降車時
【ここで停まってください】
Si fermi qui, per favore.(スィ・フェルミ・クイ・ペル・ファボーレ)
「クイ!(qui)=ココ!」だけでもOKです。
【領収書(レシート)をください】
Mi dà una ricevuta, per favore.(ミ・ダ・ウナ・リチェブータ・ペル・ファボーレ)
【おつりは取っておいてください】
Tenga pure il resto.(テンガ・プーレ・イル・レースト)
イタリアは諸外国に比べるとチップはそこまで義務化されていないので、渡さなくても大丈夫。ただし、端数を切り上げる程度でしたら行う人が多いです。逆にたくさんのチップを要求してきた場合は警戒してください。
タクシーに乗る時の注意点
タクシーは必ずタクシー乗り場から!
旅行ガイドにどれだけ口酸っぱく書いてあっても、急な荒天時や、疲労が溜まっている時などは、ついつい流しのタクシーに吸い寄せられてしまいそうになるものです。しかし、どれだけ急いでいても疲れていてもタクシーは指定の場所から乗りましょう。
地方でなかなかタクシーが見当たらない場合は、レストラン・バールなどでタクシーの手配をお願いするのも手です。
行き先は「通りの名前+番地」で伝える
イタリアではすべての道に名前がついていて、現地の人は通りの名前でエリアを把握しています。同じ名前の建物が複数ある場合も多いので、行き先を告げる際は「通りの名前+番地」をセットで伝えるようにしましょう。
行き先は文字でも示す
到着後の行き先間違い等のトラブルを防ぐ意味でも効果的です。イタリア語がある程度出来る人も、誰もが知っている超有名観光地に行く人も、必ず行き先を書いたメモ等を手元に持っておくと安心です。
まとめ
「海外(イタリア)でタクシーに乗るのは少し怖い」という方も多いと思います。
そんな時、少しでも現地の言葉が話せると、ドライバーも「変なことは出来ないな」と態度を変えてくれるケースも多いので、是非1つでも2つでも使ってみてください!
素敵な旅・滞在となりますように。チャオ!(バイバイ)。
★担当ライター:まこさん
★プロフィール:結婚をきっかけにイタリアに移住。ミラノ郊外で主婦業をする傍ら、週末は独身時代からの夫婦共通の趣味であった旅行を楽しんでいます。
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