ここではみなさまに、とっておきのかっこいいイタリア語の単語、品詞別まとめPart2をお届けしたいと思います。Part1と合わせて是非日常生活に取り入れてみてください。
形容詞
【高価な・転じて 親愛なる】
Caro(カーロ)
「カーロ」は「値段が高い」といった時に使う「高い」を意味するイタリア語です。買い物の最中「Che caro!(高っっ!)」といった風に使う時は、少々ネガティブな雰囲気を伴いますが、同じ位ポジティブな意味でも使われます。
特に人に対して「カーロ」と呼びかける時は「親愛なる」「唯一無二の」といった「価値のある人」「プライスレスな存在」といったニュアンスを伴います。
イタリアに滞在予定の方は、馴染みの店が出来ると店員さんから「カーロ!」なんて呼びかけられることも。それだけでなんだか嬉しくなってしまいますね。
【高い】
Alto(アルト)
「アルト」は身長や高さが「高い」といった時に使う「高い」を意味するイタリア語です。東京・新宿駅の前に「アルタ」という高層ビルがありますが、こちらはアルトが女性形の「アルタ(Alta)」に変化したものです。
「アルト(アルタ)」は質が「高い」といったことを表す際にも使われ、「アルタ・クオリタ(Alta Qualita)」で「ハイクオリティ」という意味になります。カーロと同様に唯一無二の物を表現する語感も意味も素敵なイタリア語です。
動詞
【到着する】
Arrivo(アリーヴォ)
アリーヴォは「到着する」という意味のイタリア語です。どこかに出かけた際に「とうちゃーく!」と言いたい時にも使いますし、マラソン大会のゴール地点にも大きくこの文字が書かれています。また空港の到着ロビーなどでも多く目にする言葉ですので、旅行者のみなさんも要チェックですよ!
英語で言うと「フィニーッシュ!」といった所でしょうか。語感も素敵ですが、なによりこの文字を見るとなんだかほっとしてしまいます。
【勝った】
Vinto(ヴィント)
ヴィントは「勝った」を意味するイタリア語で、アリーヴォと同様、どことなくホッとする言葉でもあります。子どもたちの遊び場から、コンクールの決勝戦まで「Vinto!(勝った!)」というフレーズが聞こえてくると、なんだかこちらまで嬉しくなってしまうもの。是非この言葉が聞こえてきたら笑顔で拍手を送ってあげてください。
名詞
【王宮】
Reale(レアーレ)
イタリアには現在王様はいませんが、国内の至る所にかつての王様たちが暮らしていた豪華絢爛な居城があり「レアーレ(王宮)」と呼ばれています。語感も良く、聞いただけでなんだか華やかな気分になれる言葉。イタリア国内でお店やブランド名、ペットの名前などに「レアーレ」と付ける人は少ないですが、日本でなら使ってみてもよいかもしれません!
【城】
Castello(カステッロ)
城は英語で「キャッスル」と言いますが、イタリア語も大変よく似ていて「カステッロ」といいます。どちらもラテン語の「カストルム」から生まれた言葉。カストルムとは、戦争の際に設営されていた「陣営」のことです・・・ということで、イタリアのお城はどちらかというと男性好みのカッコいい要塞風の物が主流です。ぜひ、イタリアのお城を観に行った際は、この素敵な語感の「カステッロ」とのベストマッチを堪能してみてください。
その他
【前に】
語感も意味も素敵な「アヴァンティ」はサッカーやマラソンの試合などで「イケイケ!」といった応援をしたい時によく使う副詞です。サッカー観戦などを楽しみにイタリア旅行される方は是非応援席で耳を澄まして聴いてみてくださいね!一緒になって「アヴァンティ!」と言ってみても良いでしょう。
【やった!】
Evviva(エッヴィーヴァ)
「エッヴィーヴァ」は「やったー!」という意味の間投詞です。お気に入りの歌手のコンサートチケットがゲット出来た時、大好物が出てきた時など気軽に使える「やったー!」というフレーズですので、是非使ってみてください。イタリアでは子どもから大人までしょっちゅう「エッヴィーヴァー!!」と言っています。メールやポスターのキャッチコピーなどでは「Evivaaaaaa」なんて茶目っ気たっぷりに書いてあることもありますよ!
まとめ
今回は、語感はもちろん、意味も思わずポジティブになれるようなかっこいいイタリア語を中心にご紹介しました。言った方も言われた方も笑顔になれる素敵な言葉ですので是非、かっこよく使ってみてくださいね。それでは、チャオ―!(バイバイ)
★担当ライター:まこさん
★プロフィール:結婚をきっかけにイタリアに移住。ミラノ郊外で主婦業をする傍ら、週末は独身時代からの夫婦共通の趣味であった旅行を楽しんでいます。
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