★担当ライター:ジャカルタさん
★プロフィール:ハリウッド俳優イライジャ・ウッドに憧れて、大学で英語を猛勉強。語学好き。現在夫とともにインドネシアのジャカルタに在住し、インドネシア語を学びながら、日々新しい発見を楽しんでいます。
こんにちは!
インドネシア語を勉強されている方であれば、取得を意識されるであろうインドネシア語検定ですが、今回はインドネシア語検定のD級に合格するための勉強法と、おすすめの参考書を、「単語・リーディング・リスニング別」にまとめました。ぜひ、参考にして見てください。
インドネシア語検定とは?
正式には「インドネシア語技能検定試験」と呼ばれ、日本では唯一、公式のインドネシア語検定です。実施は年2回、1月と7月です。
階級は6段階あり、E〜A、そして特Aまであります。
各級の目安
E級:必要最小限のコミュニケーションが取れる
D級:旅行するために十分
C級:日常生活で不自由しない
B級:職場で生かせる
A級:社会生活全般に対応できる
特A級:翻訳・通訳のプロとして通用する
となっております。
インドネシア旅行のリピーターの方のスキルアップや、インドネシア語の勉強を始めた方の力試しとして、D級合格を目指してみるのが良いかと思います。
D級の試験の内容は、読解、語彙、文法、作文、リスニングの5項目で構成されています。試験時間は、筆記60分、リスニング10分、の計70分間で、全てがマーク式です。合格基準は明確にはされていませんが、60%程度の正解率で合格になります!
単語
インドネシア語の学習では、「単語の学習」がとても重要になってきます!
私もインドネシアに来たばかりの頃、「インドネシア語は、とにかく単語を覚えれば大丈夫!」と言われました。
インドネシア語は、女性名詞、男性名詞など主語による単語の変化がないですし、過去形、未来形と時制によって形が変わることもありませんので、一つの単語で数種類の変化形を頭に入れる必要がありません。また、日常会話レベルであれば、語順はそこまで重要視されませんので、「私 買いたい 肉 牛 美味しい」と単語を並べるだけで何とか意味が通じてしまいます。
もちろん、ある程度のレベルになれば文法学習も必要なのですが、基本的には単語さえたくさん覚えていけばいくほど、理解できる内容がどんどん増える、それがインドネシア語なのです。
さて、インドネシア語検定D級で求められる単語力は、日常会話レベルです。
具体的には…
- 案内板や、チケットなどの文章を読むことができる
- 簡単なメールや手紙を書くことができる
- 道案内や買い物ができる
くらいのインドネシア語が必要となってきます。
日常会話とは言え、普段の生活だけでは覚えられないので、私は参考書を使って勉強しました。
インドネシア語を始めたばかりの人にオススメなのが、こちらの参考書です。
内容が日常会話に絞ってあり、身近な単語から覚えていけるのが良いです。何より嬉しいのが、全ページカラーなこと!
イラストも多く、特に名詞や形容詞などは視覚的になっていて、他の参考書に比べて覚えやすく感じました。
覚えておくべき内容ですが、
名詞で言えば、身の回りのものは全てインドネシア語で言えるくらいわかると良いかと思います。職業、食べ物、果物、天気、家族、服、持ち物、家の中にあるもの、筆記用具や山川海などの景観を表す言葉などを覚える必要があります。
形容詞で言えば、良い、暑い、高い、広い、綺麗、騒がしい、明るい…など、基本的な単語はもちろんですが、反対語を問う問題が出題されますので、反対語とツイで覚える必要があります。また、比較表現なども覚えておくと良いでしょう。
動詞では、一般的な単語は、語根と、接頭語をセットで覚えておく必要があります。
時制を表す助動詞や、「まだ〜していない」「もう〜してしまった」などを表す助動詞やその使い方はマスターしておきたいところです。
その他、疑問詞や、接続詞、助詞などに関する問題も必ず出題されますので、整理して覚えておくと良いかと思います。
リーディング
インドネシア語検定D級では、設問の<1>に文章問題が出題されます。文章は、インドネシアに関する内容であることが多いようです。
この文章問題に回答するためには、日常会話にプラスして「書き言葉」のインドネシア語を勉強しておく必要があります。
私は、「本格的にインドネシア語を勉強してみたい!」と思ったときから、以下の参考書を使って勉強しています。
<1><2>と2冊が出版されており、インドネシア語学習者には有名な参考書です。この2冊があれば、インドネシア語基礎学習はほぼ完璧なのでは?!と思うくらい、必要な内容が網羅されており、かつ、非常にわかりやすい内容になっています。
各課に、簡単な問題がついており、きっちり復習しがなら勉強が進められる点もとても気に入っています。
インドネシア語検定D級の合格を目指すのであれば、この本の<1>を丸々、しっかり勉強しておけば、単語力、文法力、表現力、全てが十分かと思います。
リスニング
リスニングは10問出題されます。こちらは、上の文章問題や、語彙の問題に比べると、内容はとても簡単です。また、ゆっくりと発音されるので、落ち着いて回答できれば問題ないかと思います。
リスニングに関しては、私はインドネシア語レッスン初級〈1〉のCDを活用して勉強をしました。あとは、YouTubeなどで、インドネシア語のチャンネルや、ドラマ、アニメなどを見て、リスニング力を鍛えています。
また、本気で合格を目指すのであれば、やはり、過去問題を何度か解いておくことが非常に重要ではないかと思います。
私の場合は、過去の2年分を時間通り回答し、また出題された単語でわからないものは調べて、ノートにまとめ、ひたすら暗記するという勉強を繰り返しました。出題傾向をチェックしたり、時間配分を考えたりできますので、試験対策に一度やっておくことをお勧めいたします。
過去問題は、公式ホームページから購入が可能です。
まとめ
インドネシア語検定D級の合格率は54%程度ですが、今日紹介した参考書をしっかり解いて、準備をすれば、必ず合格できるテストです。1度では覚えられないのは絶対なので、なんども繰り返し練習することで、徐々に身につけていきましょう!
合格目指して、頑張ってくださいね!
こちらも合わせてどうぞ!