Group Of College Friends Walking In Campus Stock Footage Video 20639233 | Shutterstock
★担当ライター:エレンさん
★プロフィール:日本の高校を卒業後、レイクランド大学ジャパンキャンパスにて準学士号を取得し英語力を向上、その後アメリカのペンシルバニア州立大学にて教育政策学を専攻。留学中から交際を続けていたアメリカ人男性と大学卒業後に国際結婚し、現在はニューヨークにてオンラインビジネスを起業。
アメリカの大学生というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?日本の大学生は、毎日おしゃれな服を着て、講義を受けて、学食でご飯を食べて、バイトやサークル活動に精を出すという人が多いと思いますが、アメリカのキャンパスでは全く違った光景を見ることができます。
今回はアメリカの大学に4年間通った筆者が、アメリカの大学生の日常について、日本との違いを中心にご紹介いたします。
ジャージやスウェットで授業
University of Sheffield Archives | SI-UK
アメリカの大学の教室に入って、初めに気がつくのが、学生たちの服装の違いです。
もちろんパーティーなどではみんな別人のようなおしゃれな姿になりますが、アメリカ人は、大学はあくまで勉強をする場所という認識なので、キャンパス内ではラフな格好をしています。
アメリカの大学は広大なので、キャンパス内の寮に住んでいる学生が大勢います。ですので、朝起きて、寝間着のようなジャージ姿で、そのまま授業に受けにくる生徒もいます。
女子生徒でも大学内でおしゃれに気を使う人は少なく、ジーンズにセーター、スニーカーなど、非常にラフな格好をしています。
また、アメリカの大学の教科書はもの凄く大きくて分厚いので、おしゃれなハンドバッグには入りません。ですので、アメリカでは全員リュックサックを背負って登校します。
芝生で昼寝
How do I stay strong when I go off to college? - Chastity
大都会のど真ん中にあるような小さな大学をのぞいて、アメリカの大学のキャンパスは広大ですので、大きな芝生や木陰が沢山あります。
ですので、天気のいい日は勉強に疲れた学生たちが芝生に寝転がり、昼寝をしたり、友達と話したり、ギターを引いたりしています。
レジャーシートなどは引かずに、草の上に直に寝っ転がります。
木が生い茂っている場所では、木と木の間にハンモックをぶら下げて読書などをしている生徒もいます。
授業の合間にジム通い
E. & L. Andrew Fitness Center - Explore Campus - Knox College
日本では珍しいですが、ほとんどのアメリカの大学にはジムがあります。会費を払わなければいけない場合もありますが、基本は学生証があれば無料で使えるジムが多いです。
先ほども紹介したように、アメリカ人の大学生はジャージで登校したり、化粧をせずに授業を受ける人が大勢いるので、授業の合間にジムで一汗かいて、シャワーを浴びて次の授業にのぞむ学生も多くいます。
ハーバード大学の研究によると、人は運動をすることによって脳が活性化し、勉強の効率が上がるとされています。ですので、アメリカではほとんどの大学が学生用のジムを保有し、運動が好きな学生はキャンパス内でいつでも汗を流すことができます。
図書館で夜を明かす
アメリカの大学は入るのは簡単で、卒業するのが大変だと言われていますが、その通りです。アメリカの大学では、授業中の発言回数によっても成績がつけられるので、学生たちは授業前の予習は必須で、授業をサボったり居眠りをすることはありえません。
また、どの授業でも多くの課題が出され、小テストがあり、中間テストや期末テストの範囲も膨大です。
文系だと学期末に、各科目ごとに、何十ページもの論文を提出する場合もよくあります。
ですので、基本的にアメリカの大学図書館は24時間空いています。自習スペースやコンピュータールームの一部のみなど、限定的に24時間開けている場合もあります。
テスト前は言うまでもありませんが、普通の平日でも、課題に追われているアメリカの大学生は、図書館で夜を明かすことが度々あります。
キャンパス内の寮に住んでいる人は、図書館で徹夜して、朝シャワーを浴びに寮に戻り、そのまま授業を受けに行くこともあります。
まとめ
同じ大学生でも、国が違うとこんなにも生活スタイルが違います。
大学=勉強をする場所という認識なので、アメリカ人の大学生はとてもよく勉強します。
日本のおしゃれで楽しい大学生活も素敵ですが、筆者は個人的に、アメリカのラフで一生懸命な大学生活も好きでした。
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