英語で「頑張れ」は何と言うかご存知ですか?残念ながら「Fight!(ファイト)」ではありません。
今回は、アメリカ人と国際結婚し現在ニューヨーク在住の筆者が、英語で「頑張れ」の正しい言い方についてご紹介いたします。
まず結論から言いますと、日本語の「頑張れ」に相応する、万能なワンフレーズは、英語には存在しません。英語では、状況や意味によって、その都度違ったフレーズを使わないといけないのです。
なぜかと言いますと、日本は「察する」文化なので、細かく具体的に言わなくても「頑張れ」のたった一言でどんな状況でも通じてしまいますが、英語では一言で意味を察してもらうことはできないからです。
それでは、場面ごとに違った、頻繁に使われる「頑張れ」の言い方を見ていきましょう。
試合やテスト、発表会の直前などの「頑張れ!」
- Good Luck
- Do your best
何か大きなイベントの直前に言う頑張れは「Good Luck」を使います。誰かに告白しようとしている人や、新学期を迎える学生などを励ます時にも使えます。これは日常でも非常によく使われるフレーズで、直訳すると「幸運を祈る」です。同じ状況で「Do your best」と言うものもありますが、使用頻度としては「Good luck」の方が圧倒的に多いです。
発音:
Good luckー「グッ ラッ」(ドとクはほぼ発音しません)
Do your bestー「ドゥー ユァー ベースッ」(最後のトはほぼ発音しません)
試合中の応援での「頑張れー!!」
- Keep going
- Go go
試合中などで選手を応援する際の頑張れは、「Keep going!」「Go go!」が多く使われます。興奮している場合はひたすら「Go go go go!」などと叫んでも大丈夫です。直訳すると「行け行け!」になりますね。
発音:
Keep goingー「キープ ゴーイン!」(最後のグはほぼ発音しません)
Go goー「ゴーゴー」
落ち込んでる相手を励ます時の「頑張れ!」
- You can do it
- Try hard
落ち込んでいる人を励ますには「You can do it」が非常によく使われます。直訳すると「あなたならできるよ!」になります。「Try hard」も使われますが、こちらはあまり言いすぎると、まるで相手が頑張っていないかのように聞こえてしまうので、注意が必要です。
発音:
You can do itー「ユーキャンドゥーイッ」(最後のトはほぼ発音しません)
Try hardー「トゥライ ハーッ」(最後のドはほぼ発音しません)
目上の人への「頑張ってください。」
なお、英語圏では日本語のように目上の人に対する尊敬語は存在しませんが、より丁寧に言うのであれば、「I wish you good luck」や「I believe you can do it」などと言うことも可能です。
しかし、アメリカでは基本的に、立場に関係なくフランクな関係を望む人が多いので、フレーズをそのまま使っても問題ないことが多いです。
発音をよりネイティブっぽくするためには、カタカナにした際の最後の文字をほとんど発音しないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
言語はそれぞれの文化が反映されているので、日本語では一言で全て察してもらうことができても、英語ではそれができない場合があります。
少し面倒に思えるかもしれませんが、使っているうちに自然と状況に応じて言葉が出てくるようになります。
よりナチュラルで伝わる英語を目指すなら、上記のフレーズを覚えておくと便利かもしれません。
★担当ライター:エレンさん
★プロフィール:日本の高校を卒業後、レイクランド大学ジャパンキャンパスにて準学士号を取得し英語力を向上、その後アメリカのペンシルバニア州立大学にて教育政策学を専攻。留学中から交際を続けていたアメリカ人男性と大学卒業後に国際結婚し、現在はニューヨークにてオンラインビジネスを起業。
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