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ネットワークビジネスで「洗脳」された人達の特徴とその末路

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こんにちは。

 

ひつじ。です。

 

数年前の話ですが、疎遠な中学時代の友人から突如電話がかかってきて喫茶店に呼びだされました。数年ぶりに再開した彼は片足どころか、つむじの先までネットワークビジネスに浸かっていて、極めて無残な姿を僕の前に晒し出しました。

 

数日前も、知人がネットワークビジネスに片足を突っ込みかけていましたが、彼女は洗脳初期段階だったため、少し話してあげると簡単に洗脳は解けたようでした。しかし彼女を取り巻く仕事環境・経済環境が変化しない限り、またネットワークビジネスの集会に行ってしまう可能性も無きにしもあらずです。

 

僕はネットワークビジネスには全く興味はありませんが、ネットワークビジネスにハマってしまう人にすごく興味があるので、いつも取材するような気持ちで話しを聞いてあげます。その中でわかってきたのは、ネットワークビジネスにハマってしまった人に共通する特徴があり、共通する性格や経済状況などがありました。そしてドップリ浸かってしまった人の悲惨な末路を目の当たりにしました。今日はそれを記事にしてみたいと思います。

 

 

扱う商材を120%素晴らしいものだと信じてる

ネットワークビジネスにハマってしまう人の1番のタチの悪さはこれです。

 

扱う商材を120%素晴らしいものだと信じてる。

 

彼らは僕ら買う側がいくらいらないと言ったところで何でこんなに良いものを勧めているのに買わない人がいるんだ?」と本気で疑問に思っています。

 

ある人にとっては120%良いものでも、別の人にしたら全く価値のないものだということが洗脳によって判断不能にされています。

 

だから彼らは悪意なく自分達の商材を勧めてくるのです。

 

洗脳のためのセミナーや集会に足繁く通う

勉強会と称した洗脳セミナーが定期的に開催され、彼らは嬉々として参加します。

 

勉強会と言えば聞こえは良いですが、要は信者を洗脳するための集まりです。ここでネットワークビジネスの素晴らしさ、商材の素晴らしさ、市販品への批判を教え込まれます。

 

それから信者同士でバーベキューや小旅行を行い、繋がりを強めていきます。ネットワークビジネスに少し興味を持った人でもこれらのアクティビティに参加することで警戒心を解き、次第に洗脳されていきます。また彼らの交友関係も信者同士に限定されていくことが特徴です。

 

市販品への批判を繰り返す

自分たちの扱う商材の正当性を主張するため、彼らはとにかく市販品の批判をします。

 

批判の内容もセミナーや勉強会で講師が言ってたことをそのままコピーして言っています。もしくはセミナーで「いかに市販品は悪いか」を証明する実験を見せられ、その結果を基にして市販品の批判を繰り返します。

 

当然そんなセミナーでの実験は思い通りの結果が出るように作り上げた眉唾ものの実験です。

 

儲かっていない

大抵儲かってません。

 

僕を喫茶店に呼び出した友人は、「このビジネスは儲かるんだ」と力を込めて主張していましたが、いざ「じゃあいくらくらい儲かってんの?」って聞くと答えを濁し、結局最後までいくら儲かっているのか名言しませんでした。

 

そのときは友人の方から呼び出し、時間を使わせたにも関わず、数百円のコーヒー代を割り勘にした時はさすがに吹き出しそうになりました。

 

お金に困窮している

ネットワークビジネスに興味を持ってしまう人はお金に困っています。

 

今の職場の給料に不満があったり、将来的なお金への不安を感じている彼らは「お金を儲ける方法」というものに敏感になっています。そんな時「簡単にお金が儲かるんだ」と言われれば、その言葉は普段より簡単に脳みそに染み込んしまうのです。

 

お金が大好き

お金に困っていないにも関わらずハマってしまうのは、お金への興味が強い人です。

 

お金持ちになりたいとは思っているが、自分では良い方法は思いつかない。そんなときに「儲かるビジネスがあるんだ」と言われれば彼らは飛びつきます。

 

ただお金が大好きでネットワークビジネスにハマってしまう人は、お金に困窮してハマってしまった人よりも洗脳の度合いは低いです。

 

商材批判への反論は徹底的に仕込まれてる

彼らにとって商材を批判してくる人達がいることは想定内であり、批判への対応は完璧です。

 

定期的に開催されるセミナーでは、講師がネットワークビジネスや商材を批判する人への反論の仕方を何パターンにも渡り、ごく自然な形で教えているものと思われます。

 

僕らがネットワークビジネスや商材への批判を行った時、それは彼らにとってチャンスです。講師と同じ口調、話の組み立てで、批判へ反論し、疑う人を論破・説得していきます。そして初めは疑って話を聞いていた人も次第に警戒心を解いていきます。

 

友人を失う

ネットワークビジネスの最も悲しいところです。旧来の友人をことごとく失っていきます。

 

例の中学時代の友人は、それまで中の良かった仲間には誘われることはなくなり、ついには結婚式などにも呼ばれることはなくなりました。理由は「人のいるところにそいつを呼ぶと勧誘活動を始めるから」だそうです。

 

その話を友人は少し悲さを含みながら話してくれましたが、ネットワークビジネス、商材に理解を示せないのであれば縁を切られても問題ないし、悪いのは自分ではなく理解を示せない周囲の人たちだというのです。

 

この時こいつは完全に洗脳されてると思いましたし、この状態ではどんな言葉をかけたところで僕の言葉は彼には届かないだろうと悟りました。

 

まとめ

ネットワークビジネスの大きな問題は

  • 扱う商材を120%良いものだと思い込んでいる
  • 旧来の友人を失う 

この2点です。商材を完璧に良いものだと洗脳されているため、善意のつもりで勧めてきます。こんな良いものを勧めているのになぜ拒否するんだという思考パターンにハマり、拒否する人は彼らにとって無価値となります。そして善意のつもりでしつこい勧誘を繰り返すため、片っ端から友人を失っていきます。これがネットワークビジネスです。

 

 

 

ちなみにタイトルの「18時間の取材」について…

記事内で登場する中学時代に友人に呼びだされたのは僕が大学時代の時でした。それまで僕はネットワークビジネスに勧誘された経験は1度もなくそれがが何なのかも、ネットワークビジネスという言葉すら知りませんでした。当然彼が話始めた時は僕はネットワークビジネスのことを話しているとは気づかず、聞くことに徹していたのですが、途中あることに気づきました。その友人から発される言葉は彼の中から出てくるものではなく、誰かに言われたことをそのままコピーしているかのような不自然さがありました。そこから少し不審に思い始め、彼の話すことを軽く批判していってみたのですが、まるで教科書を暗記してるかの如く反論してくるのです。この時完全におかしいと思った僕は、何が、もしくは誰が彼にそんなことを話させているのか、徹底的に暴いてやろうと思いました。その時は昼の3時に呼びだされ、結局家に帰ったのが翌日の朝8時でした。気づけばぶっ通しで18時間彼の話を聞いていました。今回のこの記事はその18時間で聞き出した彼の話の特徴をまとめたものです。そしてつい先日また知人がネットワークビジネスにはまりかけていて、話しの特徴がそっくりそのまま例の中学時代の友人とかぶっていましたので、この怪しいビジネスをしている人たちには一定の共通項があるんだなということでこの記事をまとめました。

 

おわり。

 

ひつじ。

 

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