★担当ライター:まこさん
★プロフィール:結婚をきっかけにイタリアに移住。ミラノ郊外で主婦業をする傍ら、週末は独身時代からの夫婦共通の趣味であった旅行を楽しんでいます。
「イタリア語を聞いていたら、いつの間にかポジティブな気持ちになった!」という経験はないでしょうか?ヨーロッパの他の国からも「発音が美しい」と評されるイタリア語は、明るく愉快で可愛い雰囲気のフレーズ&単語がたくさんあります。
ここではみなさまに、とっておきのかわいいイタリア語のフレーズ&単語をご紹介します。
可愛いフレーズ①「もうダメー!」
【Non ce la faccio più!(ノン・チェ・ラファッチョ・ピュー!)=もうダメー!】
問題が難しくてお手上げの時、暑くて死にそうな時、ヘトヘトの時などによくイタリア人が使うフレーズナンバーワンが「ノン・チェ・ラ・ファッチョ・ピュー!」です。日本語の「もうダメー!」「アカーン!」といった雰囲気を持つ言葉で最後の「ピュー」の発音がなんとも可愛らしいイタリア語です。
【Troppo(トロッポ)=あまりにも~すぎる!】
鳩の鳴き声のような可愛いイタリア語「トロッポ」は「あまりにも~すぎる」という意味です。イタリア人の女の子が街で重い荷物を持ちながら「トロッポ・ペサンテ―(Toroppo pesante)=「重すぎー!」)なんて言っていると、同性ながらついつい手を差し伸べてあげたくなってしまいます。
その他、ちょっとだけ困った時に登場するイタリア語は可愛らしい発音のものが多いです。
【Aiuto(アイウート)=たすけてぇ!】
【Però(ペロー)=だってぇ・でもぉ】
【Perché(ペルケー)=だってぇ(〇〇なんだもん)】
「ペロー」は英語の「バット(But)」、「ペルケー」は英語の「ビコーズ(Because)」や「ホワィ(Why)」にあたるイタリア語で、両者は微妙にニュアンスが異なります。
街で小さな子がマンマに怒られた時に「ペルケー(だってぇ~)」と言い訳をし始める前に使うお決まりフレーズが「ペルケー」。「ペルケー?」と尻上がりになると「なんでぇ?」という疑問文になります。
可愛いフレーズ②「呼びかけ・あいづち」
【Qua(クア)=ココ】
*イタリア語で「ココ!」という言葉に当たるのが「クア!」です。なんだか鳥の鳴き声見たいで可愛らしい…と思ったら、なんとイタリア語でアヒルの鳴き声も同じ「クア(Qua)」ということを知り、いまでは街で「クア!」と聞くたびにほっこりするようになってしまいました。
【E poi?(エ・ポーイ)】
*「それで~」にあたるイタリア語が「エ・ポーイ」です。日常会話のあいづちの定番です。
その他、あいづちに登場するフレーズは短くて可愛いものがたくさんあります。
【Allora(ア・ローラ)」=それでね】
【Davvero?!(ダ・ヴェーロ)=ホント?!】
【Ma dai!(マ・ダーイ)=またまたぁ~(そんなこと言っちゃって!)】
可愛いフレーズ③「赤ちゃんことば」
【Ninna Nanna(ニンナ ナンナ)=ねんね~(=転じて、子守唄)】
日本人が赤ちゃんに「ねんね・ねんね」というように、イタリア人が赤ちゃんを寝かしつける時は「ニンナ・ナンナ」といいます。赤ちゃん用絵本コーナーには「ニンナ・ナンナ」と書かれた本が沢山!挿絵もとっても可愛いものが多いので、お土産探しがてら、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
【Ciuccio(チュッチョ)=おしゃぶり】
「チュッチョ」は「Ciucciare(チュッチャーレ=「チューチューする」)」という赤ちゃん言葉に由来する単語。正式名称ではないのですがほとんどの人がおしゃぶりを「チュッチョ」と呼びます。
他にも赤ちゃんにまつわる言葉は日本同様、可愛らしいものが沢山あります。
【Pappa(パッパ)=離乳食・まんま(転じて、“リゾット”の俗語)】
【Bimbi(ビンビ)=あかちゃん(複数形)】
【Bambini (バンビーニ)=あかちゃん(複数形)】
「ビンビ」も「バンビーニ」も同じくらいよく使います。他にフランス語の「ベベ(Bébé)」もイタリア人はよく使います。
まとめ
いかがでしたか?ちなみに「可愛い」というイタリア語は「カリーナ(Carina)」といいます。男性やオスのペットなどに言う時は「カリーノ(Carino)」。お買い物をしていると、店のあちこちから「Che carina!(ケ・カリーナ)=可愛い~!!」というイタリア語が聞こえてくるハズ。イタリアに来たら是非耳を澄ませて聞いてみてください。チャオ~!
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