ひつじ編集長の海外ラ・ボ!

★年齢・性別 26歳・男 ★主に書く記事 英語、タイ語、海外、旅のこと ★好きな国 タイ&インド ★略歴 大学生時代、アジアをバックパッカーで放浪し、卒業後は1年半のタイ駐在を経験。現在は世界中の文化・言語を扱うメディアを運営する、自称編集長。 ★尊敬する人達 ・沢木耕太郎/小説家 ・加藤直徳/元TRANSIT編集長 ・本田圭佑/サッカー日本代表 ・大木伸夫/ACIDMAN ギターボーカル

ひつじ編集長。の海外ラボ!

日常生活で使える中国語の故事成語

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★担当ライター:ルミさん
★プロフィール:夫の仕事の関係で夫と共に中国に来て、はや5年目。多少のトラブルはありながらも、中国生活を楽しんでいます。 

 
こんにちは。
今日は、日常生活で使える故事成語を3つご紹介します。成語の成り立ちを知るって、面白いですよ。

 

 

【塞翁失马,焉知非福】

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  • 発音:sàiwēngshīmǎ,yānzhīfēifú

 

  • 意味:つまり、日本語の「人間万事塞翁が馬」。悪いことが良いことになり、良いことが悪いことになるかも知れない、ということ。何が幸いするか分からない。

 

  • 由来:昔、塞というところに馬を飼っているおじいさんがいました。しかしおじいさんの馬が、城壁を越えて、北方の胡の地方に逃げてしまいました。人々が気の毒がると、おじいさんは「これは良いことになるかもしれない。」と言いました。やがて、その馬は胡のすばらしい馬を連れて戻ってきました。人々が「良かったですね。」と言うと、おじいさんは、「これは悪いことになるかもしれない。」と言いました。その後、おじいさんの息子が胡の馬に乗っていたら、馬から落ちて足を骨折しました。人々が気の毒がると、おじいさんは「これは良いことになるかもしれない。」と言いました。それから一年後、戦争が起きました。若者たちはほとんどが戦死しましたが、足を折ったおじいさんの息子は戦いに行かずに済み、無事でした。

 

  • 例文:「今少し損をしたからといって、がっかりしなくてもよい。人間万事塞翁が馬だよ!」“眼前吃点亏不用太沮丧,塞翁失马焉知非福!”(yǎnqián chī diǎn kuī bùyòng tài jǔsàng,sàiwēngshīmǎ yānzhīfēifú.)

 

【杞人忧天】

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  • 発音:Qǐrényōutiān

 

  • 意味:つまり日本語の「杞憂」。不必要なことや根拠のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。

 

  • 由来:中国周の時代に、杞という国の人が、天が崩れ落ちてきて頭がぺしゃんこにつぶれるのではないか、地面が陥没して自分が埋もれてしまうのではないか、と心配していました。心配すればするほどこわくなり、夜も眠れず、食事も喉を通らなくなりました。

 

  • 例文:「子どものことを思うあまり、彼女はしょっちゅうあれこれ心配している。」“由于忧虑到孩子的事,她经常杞人忧天。”(yóuyú yōulǜ dào háizi de shì,tā jīngcháng Qǐrényōutiān.)

 

【囫囵吞枣】

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  • 発音:húlún tūn zǎo

 

  • 意味:“囫囵”は丸呑みすること。“枣”はなつめのこと。よって、なつめを噛まず味わわず、丸呑みすること。転じて、分析したり思考を働かせることなく、物事を鵜呑みにすること。

 

  • 由来:昔、ある時、学生たちが授業終了後に、梨となつめをパクパク食べていました。そこに、一人のお医者さんが入ってきました。お医者さんは、「梨は歯にいいけど食べ過ぎると脾臓に悪い。なつめはその反対で、脾臓にいいけど食べ過ぎると歯に悪い。」と言いました。それを聞いて、ちょっと間抜けな一人の学生がすばらしいアイデアを思いつきました。「梨を食べるときは、歯で噛むだけで呑みこまなければ良い。なつめを食べるときは、呑みこむだけで歯で噛まなければ良い。そうすれば、脾臓も歯も痛めることがない!」と言いました。お医者さんは、「なつめを呑み込むだって⁉︎」と言い、みんなで大笑いしました。

 

  • 例文:「その本なら、ざっと一通り目を通しただけだ。」“ 那本书,我只是囫囵吞枣地看一遍。”(nà běn shū,wǒ zhǐshì húlún tūn zǎo de kàn yībiàn.)

 

まとめ

中国語の学習も“囫囵吞枣”しないで、よく味わいましょう!そうしたら、自分の身につきますからね〜。