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ひつじ編集長の海外ラ・ボ!

語学のこと、旅のこと、ブログのこと、その他幅広く。

【その1】とある国で出会った彼女。

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こんにちは。

 

ひつじ。です。

 

もう夜だし、ずっと前旅であった彼女の話をしようと思う。

 

数年前、僕は一人で旅をしていました。

 

目的の街に列車は6時間も遅れてつきました。深い霧が原因でゆっくりゆっくりしか進まなかったのです。

 

暑い街から山の中にある寒い街にいくときだったから、列車の窓ガラスがどんどん曇っていきました。でも車内では暖房はかかってるし、食事は運んで来てくれるし、食後のコーヒーまで持って来てくれるし、いたって快適でした。

 

駅に着き列車から出ると、半袖しか持っていなかった僕は震え上がりました。でも夜の闇に白い息が綺麗で新鮮な気分だったことを覚えています。

 

目的の街にはこの駅から、峠を超えて数時間はかかるので、とりあえず乗り合いバスを探しました。左手の方でドライバーが手をあげて呼んでいます。やつらは旅人をすぐに嗅ぎつけるようです。

 

小さな乗り合いバスに乗り込むとすでに車内は満員で、どうやら僕が最後の乗客のようでした。狭い車内を通り抜け、一番後ろの席に座らされました。となりには15歳くらいの地元の少年とそのお母さん。僕の目の前には若い女の子が4人。

 

バスは走り出し、ひどく暗い道に入っていきます。途中の林で大きい象が3頭、小さい子供の象は2頭、ヘッドライトに照らし出されました。野生の象です。バスの運転手は「夜の象はすごく危ないんだ。」と独り言か、誰かに言ったのかわからない声で言いました。

 

やがてバスはぐねぐねする峠を抜け、2時間ほどで目的の街に着きました。

 

僕の隣に座っていた少年とお母さんや、その他の乗客は峠の真ん中で降り、それぞれの家へ帰っていきました。

 

最後までバスに乗っていたのは、目の前の座席に座っていた女の子4人組と僕だけでした。

 

バスから降りると、外はさらに寒くなっていて、空には満点の星が輝いています。本来ならこの街にはもっと早く着いてるはずでした。でも列車が遅れたせいでもう今は夜中の3時です。

 

街は静まり帰り、宿はどこも閉まっています。

 

途方にくれていると、4人組の女の子の1人が、なにごとか僕に尋ねてきました。しかし英語ではなかったので、全く理解ができませんでした。僕は「日本から来たんだ。」というと、彼女はひどく驚いて、「ごめん!現地の人かと思ったの!」と言いました。すると今度は流暢な英語で「こんな時間に街について困ってるでしょ。私たちも宿探してるから一緒についておいでよ。同じ宿に泊まったらいいでしょ。」と言いました。

 

でもこんな寒い夜の街で下心なんて全くなく、めちゃくちゃラッキーだと思いました。

 

とはいえ、4人組の中に1人すっごく可愛い女の子がいました。最初に声をかけてくれた子の妹だということはあとからわかったのですが、この子と絶対仲良くなりたい!当時21歳だった僕はそう思ったのでした。

 

その夜は無事宿が見つかり、暖かいベッドで寝ることができました。

 

翌朝、窓から差し込む新鮮すぎる光で目を覚ましました。空気は澄み切り、遠くの方には雪をかぶった山々が見えます。

 

部屋を出て、1階のレストランでコーヒーを飲んでいると、昨日の4人組みがやってきました。宿を探してくれたことに深くお礼を言い、一緒に朝食を食べると、最初に話しかけてくれた女の子が「今日動物園いくんだけど、一緒にいかない?」と僕に聞きました。

 

「きたあああああああ!!」あの可愛い女の子と仲良くなれる絶好のチャンスです。

 

とはいえ、必死にクールを装って「ま、まあ、暇だし行ってもいいよ」みたいなくっさい感じで動物園行きを了承したのでした。

 

その2へ続く。

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