こんにちは!
ひつじです。
今日は僕が好きなインドのおはなし。
はじめてインドに行ってからもう4年も経った。今あらためて写真を見返してみると、
「インドってこんなに汚かったっけな…」
と思ってしまう。でもインドの土を初めて踏んだあの時、インドが汚いなんてあんまり思わなかった。
多分3ヶ月ほど旅をしたあとにインドに入ったから、汚さに関してかなり鈍感になっていたんだと思う。
果てしない自由と、果てしない不自由
まず道は舗装されてなくて、土誇りがすごいし、そこに古いタイプの車やトラックが走るもんだから、鼻の中や耳の中が真っ黒になる。
そしてゴミがそこら中にちらかってて、まるで街全体がゴミ箱。
でも、それがとても良い。最高。インド最高。汚い街最高。
例えば食べ歩きしたらゴミをそのへんにぽーーーっいって捨てても誰も文句言わないし、口笛吹きながら歩いてても変人扱いされない。
果てしない自由。
これが日本だったら、例えばポイ捨てなんてしたら、凶悪窃盗殺人犯でも見るような目で見られるだろうし、最近だとどこもかしこも禁煙が広がってたりする。
果てしない不自由。
もうちょっとゆるく生きたいもんですね。まあ生きてくってそんなもんなのかな。それはそれとして、インドの話に戻りましょう。
人見知りを直すため
僕は当時、というか今でもそうだけど、結構人見知りをしてしまう。別にやりたくてやってるわけじゃないけど、そんな風に振舞ってしまう。
でもなんか人見知り直したいな、って気持ちもあって、インドに行った時にたくさん人の写真を撮った。自分から話しかけて行って、世間話をして、最後に「記念に写真どう?」って言う。
結構緊張するんだけど、これがやってみると案外楽しい。
そんな写真をたくさん撮った。
僕のぎこちなさが伝わるのか写真の人の笑顔も若干不自然な気もするけどね(笑)
このおっさんは渋いねえ。あまりの渋さにとっさにモノクロ写真にしてしまった。
モノクロもう1枚。この人たぶん女の人なんだけど、さっきのおっさんに負けず劣らず渋い。重たい荷物持って、裸足で前をしっかり見て歩いてる感じが渋すぎてかっこいい。
「写真撮ってよ!」って逆にリクエストされることもあった。撮ってという割には全然違う方向いてるし…。
この人はめちゃくちゃジェントルメンだった。道がわからないから聞いたら地図まで書いて教えてくれた。当然写真を撮らせてもらった。最後に「Welcome to India」と言って右手を差し出してくれた。かっこよすぎて、僕も日本に帰ったら外国人に道案内して、とても自然に、まるで絹のシルクのような滑らかさで右手を差し出した上で、「Welcome to Japan」って言ってやる、って思った。まあ日本に帰ったあと、今までそんな機会は1度もないんだけども。
カルチャーショック全開
あとは当然のように道に牛がいたり。道に牛がいることにビビりすぎて、ピントもちゃんとあわせず撮った。
ボロボロのバスが走ってたり。
裸足の人がたくさんいたり。
なぜか罠にかかったねずみの写真を撮らされたり。
多分この先いろんな国に行ったとしても、インド以上のカルチャーショックは味わえないんじゃないかと思った。
毎日が脳汁ブシャーーーーぶっしゃ&ぶっしゃの日々でした。
おわり。
ひつじ。
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