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ひつじ編集長の海外ラ・ボ!

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新卒で海外で働くことのメリット・デメリット

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サワッディカップです。

 

僕は今駐在員として、タイという国で仕事をしています。

駐在員といえば、多分40歳、50歳が大半で、日本でそれなりの経験を積んだ人がほとんどですが、最近は日系企業の海外進出増加に伴って、新卒でも海外駐在員になるケースが増えてきているそうです。

 

駐在員として今、1年3ヶ月が経過し、海外で生活したり、仕事をしたりすることの「良い面・悪い面」がだんだんと見えてきました。そして、これから新卒で海外で働く人も増えてくると思いますので、そういった人たちに少しでも情報を提供することができればと思い、「新卒として海外で働くことのメリット・デメリット」を記事にしてみました。

 

 

メリット

1.国内では得られない経験を得ることができる

日本から海外に駐在員として働く場合、現地の人たちを「指導」するという名目でいくわけです。それが新卒1年目だろうが、2年目であろうが、関係ありません。国内で新卒で働く場合、1年目は上司や先輩に教えてもらって、早ければ3年目で部下を持つというケースがほとんどだと思いますが、駐在員はそうもいきません。駐在員として来ている以上、どれだけ若かろうが、新卒1年目だろうが、「指導者」なのです。もちろん新卒1年目から部下を持ち、指導していかなければいけません。言葉の壁もある中でです。大変なことに変わりはありませんが、こういった経験は国内では絶対にできないですし、後々大きな経験となってくるはずです。

 

2.お給料を含めた待遇が良い

日本で新卒で働き始めると、額面20万円、手取りは約16万円というのが一般的だと思います。会社が実家から離れている場合は一人暮らしをしないといけないので、ここに家賃、光熱費、諸々の保険、税金がかかってくるわけです。僕も新卒半年間は日本で一人暮らしをしていました。そして僕の場合はここに「奨学金の返済」がありました。僕は結構奨学金を多めに借りてる学生だったので、正直返済がかなりきついと思ってました。少ない手取りから貯金までまわそうと思うと、恥ずかしい話しですが、缶ジュース一つ買えなかったです。

でも海外赴任になってこれらの金銭的な問題から完全に解放されました。まず、給料は日本と赴任先から2重にもらうことができます。もちろん日本の給料は何割かは、少なくなっていますが、それでも現地の給料と合わせると、元の給料よりも増えることになります。そこに海外赴任手当をはじめとした各種手当がつきます。おそらく日本で働いていれば、30歳くらいの人がもらう給料を新卒の23歳でもらうことになります。さらに、家賃、光熱費、携帯代等は会社が負担してくれますので、固定費は随分減ります。そしてさらに日本に住んでいないため、住民税を払うことがなくなります。では赴任先の住民税は誰が払うんだっていうと会社が払ってくれるわけです。また海外傷害保険等も会社が負担してくれるので、最先端の病院へかかったとしても、ほとんどがその海外傷害保険でカバーされます。

これが駐在員であることの一番のメリットだと言って良いかもしれません。

 

3.量産工場が間近に

メーカー系で働くのであれば、海外で働くことは大きなメリットになります。近頃は、日本国内は、設計・開発だけで、量産工場を持たず、海外で量産する企業が増えてきています。日本の製造業に就職したのに、ものづくりを1から10まで見ることができないんです。でも海外では1から10までものづくりを見ることができます。実際に量産工程を自分の目でみるのと、話しを聞いたり、写真で見たりするのとでは、大きな違いがあります。量産工場を日々間近で見られるというのも、海外駐在員の大きな特権でしょう。

 

デメリット 

1.家族・友人・恋人と会うことができない

これはどうしようもありません。僕も会社に入ってすぐの時は、はじめての会社、社会で不安だらけでした。特に僕の会社は「おっさん」ばっかりで、これまでの大学生活とは全く違う環境になってしまいました。もちろん自分なりにストレスも溜まります。そんな時、仕事終わりに学生時代の友人達と飲みに行くことができれば、と何度も思いました。自分の今抱えている悩みや愚痴を、ご飯を食べながら笑い話しにすることができれば、どんなに楽だろうと。

でもここは日本から遠く離れた南国の国です。仕事終わりに学生時代の友人とご飯にいくなんて、夢のまた夢です。あるのは、会社のおっさん駐在員のまずいお酒に付き合わされるだけです。(ついつい愚痴になってしまいました、すみません。)

 

2.文化・言葉の壁

これは海外に赴任する者として避けては通れません。アジアと言ってもフィリピンやインドのように英語圏であれば、意思疎通にそこまで苦労することはないでしょう。でもアジアのほとんどの国は英語が公用語ではありません。まったく0から新しい言語を覚えないといけないわけです。中には何十年住んでも全く言葉を覚えない人もいますが、そうなると、なかなかその国の文化や、人の本質的なものを理解することが難しいはずです。言葉を覚えないことは私生活だけでなく、仕事にも大きく影響してきます。そして言葉だけでなく、食べ物、習慣など日本とは大きく異なります。ここに抵抗がある人だと、海外で生活していくことはかなりストレスフルなものになるかもしれません。

 

3.狭い日本人の社会

日本とは違いここは外国ですから、日本人はマイノリティです。日本のようにどこに行っても美味しい食べ物や、楽しい場所があるわけではないので、「日本人が行く場所」というところは大体決まってくるのです。そうなると、休日に馴染みの店で、会社の人や取引先の人にばったり会ったりということが多くなります。その他にも休日は毎週日本人同士でゴルフに行ったり、ご飯に行ったりと、よく言えば、日本人同士が身内のように、悪く言えばプライベートがない、ような状態になります。もちろんこれをデメリットと感じない人もいるでしょうが、僕みたいに新卒で駐在員をしてると、自分より一回りも二回りも、年上の人と一緒にいなければいけないわけですから、楽しいわけがないんです。

 

まとめ

思った以上に書きすぎてしまいました(笑)多分自分の中に色々と溜め込んでいたのでかもしれません。ただ総合的に判断して、僕は新卒で海外で働くことは悪いことだと思いません。お給料の面から見てもメリットは十分にありますが、何より日本で働いている新卒者とは全く異なった経験を積むことができます。僕はこの経験が後々大きな財産になることを信じています。今回もこの記事を書く時、メリットはすぐに出てきたのですが、デメリットとなると、少し時間を使って考える必要がありました。それくらい海外で働くメリットを感じてるんだと思います。もしこれから若くて海外で働くチャンスがあれば、僕は是非おすすめしたいです。そして若い駐在員よもっと増えてくれ!!(笑) 

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