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ひつじの読み込み中…少々お待ちください。

語学のこと、旅のこと、ブログのこと、その他幅広く。

深夜特急のせいで1人旅に駆り出された。

僕が旅をしていた時、毎日がインプットだった。

初めての海外、初めての一人旅。

 

アジアに一人旅をしたのはバックパッカー聖典深夜特急」の影響からだった。中学3年生の時に読んで以来、高校生になっても、大学生になっても、小さな文庫本を何回も何回も読み返した。 

いつかこんな旅ができたらな、と。

 

時は流れて、大学3年生の冬。就活。大学生活に夢中になって、あんなに憧れてた旅をすることなく、大学生活を終えようとしていた。

 

あれ?これでいいんだっけ?

 

そんな心の声は日ごとに大きくなって、それ以来形の違うジグソーパズルを無理やりはめ込むような日々が続いた。そして気づけば関空バンコク行きのエアアジアに乗っていた。

 

それまでイメージの中でしか存在することのなかった「海外」が僕の全身を包み込み、毎日脳みそがバチバチしてた。

 

海外は危ないものって頭の中で思い込んでたから、バンコクの道を初めて歩いた時、手の中に携帯電話を持つのも怖かった。ポケットの財布はすられるんじゃないかと思って、両手をポケットから出せなかった。

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バンコクの道で怖々ポケットから携帯を取り出し、画面も見ずにシャッターをきった

 

 

でも数日後には「あれ、案外危なくないな」って気づいた。あんなにビビってた自分に少し笑ってしまった。

 

インドでは僕の探してた景色がいつもそこにあった。

街の喧騒、砂埃、人々の話し声、チャイ、路地の闇。話の通じない客引き、交差点に突如として現れる象の軍団、目の前でぶっ倒れる人。

 

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自分の存在なんてあってもなくても、せわしなく周り続ける彼らの日常に圧倒され、街に繰り出しては毎日「これがインドか…」って頭の中でつぶやいた。

 

これまで20数年間僕が見てきた常識、景色とは似て非なるものだった。国が変われば、常識なんて簡単に180度変わるな、って自らの実感として感じたのはこの時だった。

 

最後にそんな感じを味わったのはいつだろうか。人間っていうのはこうやって年老いていくのかな。

 

またいつか、あの高揚感に包まれた、毎日心が震えるような、それまでの常識をぶっ壊すような、素晴らしい旅に駆り出されたい。 

 

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