ひつじ編集長の海外ラ・ボ!

★年齢・性別 26歳・男 ★主に書く記事 英語、タイ語、海外、旅、ブログ、ガジェットのこと ★好きな国 インド、タイ、日本 ★これまでのこと 『深夜特急』の多大なる影響で、アジアをバックパッカーした後、新卒でタイに赴任。その後商社の海外担当バイヤーに転職。TOEIC810点。特技はタイ語。 ★僕とブログ 記事を書くのが大好き。ブログのない人生は考えられないほど、ブログが好き。最近では世界各国に住むライターと協力し、海外記事作成に取り組み中。

ひつじ編集長。の海外ラボ!

インドのとある自給自足の村に住むおっさんの話。

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おととしくらいだったかな。インドのコルカタに行った。

 

宿を探すと特にやることもなく、時間を持て余していた僕は外を歩いてみようと思った。ここは世界中からバックパッカーが集まるサダルストリート。

 

北の方へ少し歩くと「ニューマケット」があった。何をするでもないインド人達が地べたに座り込んだり、しつこい客引きが懲りもせず声をかけてくる。

 

歩いてもなお手持ち無沙汰な僕はチャイ屋さんで一杯チャイを買った。

 

すると近くで同じくチャイをすすっていたおじさんが声をかけてきた。

 

自己紹介もそこそこに、「人生は金が全てではない。愛の為に生きてるんだ。」と彼は言った。

 

そこからは話は田舎の話になった。これが素晴らしかった。

 

人々は毎朝4時に起きる。

 

ジャングルに行く。その日の食料を調達する為だ。4時というとまだ暗いではないか、と僕が言うとおっさんは、星と月の明かりがあるから十分に明るいのだ、と言った。

 

食料を調達した後は、川に行き、そこで天然の水を使い体を洗う。トイレもそこで済ませる。トイレットペーパーはなく、事後は全て手を使い綺麗にする。その後はジャングルに戻り、畑で野菜を取り、牛と鳥を締め、家に帰る。

 

家に帰ると女たちが朝ごはんを作って待っている。みんなで朝ごはんを食べると、次は学校に行き、子供たちに勉強を教える。学校が終わった後は、また女たちがご飯を作り、8時ごろになると、星を見に出かける。

 

そんな自給自足の村で生活するおっさんは、コルカタの生活はクソみたいな生活だと言った。

 

皆、皆、金金金。金を稼ぐ為に嘘をつく。しかし村は貧しく、金を稼ぐためにコルカタに来ている。

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金が全てじゃない、なんていうインド人がこのコルカタにいるなんて思いもしなかった。(ボッタくりまくられた当時の僕は少なくともそう思ってた。)

 

人生は、もっとシンプルなはずだ。自給自足の生活のように、自分の食べる分だけの食事があり、余分な欲がなければ、もっと簡単に生きられるのではないか。

 

何がこんなに僕たちの生活を難しくしているのだろうか。現時点で思うのは、人間の必要以上の欲望が、ここまで人生を難しく、複雑なものにしているのだろうと思う。本来なら、村の人たちの生活をしていれば問題ない。でももっと良くなりたい、もっと色んなものを手に入れたい、という欲望が、このコルカタのような街を作り上げたのだろう。

 

そう思うと、インドはとてもシンプルな国だ。欲望があるにも関わらず、それを隠す二面性がない。とても分かり易い国だと思う。欲望があるものは、それを剥き出しにする。とてもシンプルだ。